ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

生徒が辞めないピアノ教室 

 

やっとレッスンに行ってきた。半年以上間が空いてしまった。まぁ、いろいろ僕にもありましたから・・・

毎年のことだけれど、今月の発表会のプログラムも貰ってきた。そして、これも毎年思うことだけれど、僕の先生は「生徒の辞めない先生だな」と思う。つまり「生徒が辞めないピアノ教室」なのだ。

生徒が辞めないということは、生徒が循環(?)しないということだから、生徒は上手くなっていくし、曲も高度なものを弾くようになっていく。発表会のレベルというか、曲の難易度も上がっていくということになる。

僕の先生は、別に音大志望者のみ教えるとか、上級者のみを教えるとか、そのようなことはない。来るものは拒まずで、もちろん初歩や導入の生徒もいる。もちろん、ホームページに、コンクールの入賞者が何名ですとか、何人音大に合格しましたとかは掲載していない。生徒がコンクールを受けたいと希望すれば、むろん反対はしないだろうけれど、「今年は何人受けさせる」とか、そのようなことは一切ない。

今年の発表会は、二夜に分けて行われる。高校生までの日と、大人の日。考えてみなくても、これができる教室というのはとても少ないのではないだろうかと思う。

最初は、導入期の生徒の演奏。これは他の教室も同じだと思うけれど、9~10人目ぐらいには、ソナチネレヴェルの生徒になってしまう。ショパンの曲などは、普通は最後の方の生徒が演奏するのではないかと思うけれど、高校生までの部でもカプースチンの曲なども登場するし、ロマン派の名曲も会の半分ぐらいから普通に登場してくる。二日目は大人の生徒のみの会になる。難曲が並ぶ・・・

「上級者のみ」と限定しているわけでもないのに、生徒が辞めないのでこうなるのだと思う。大人の生徒がとても多いのも特色だといえるかもしれない。

考えてみれば、ピアノ教室にとって、いつも最大のお客様が「小学生」というのは、少し変だと思う。先生だって「いつも導入指導」では大変だろうと思う。でも中学進学あたりで辞める生徒が多ければ、生徒が循環するので、「いつも導入」とか「発表会は毎年幼児と小学生が中心」となってしまうのかもしれない。

何故生徒が辞めないのか・・・

僕の先生は「専門」と「趣味」というカテゴライズを一切しない。先生は温厚な人なので、これまで生徒を怒鳴ったりなんて絶対にしていないと思うけれど、やはり生徒が循環しないのは、専門も趣味もないからだと思う。

もう一つ思い当たるのが、そしてこちらの理由の方が大きいのかもしれないなどと思うけれど、僕の先生は「ダメ出しレッスン」ではないからだと思う。普通は、生徒が練習した成果をまず聴く。このところは僕の先生も同じだけれど、そのあとが「できないところの指摘」ではないのだ。もちろん、レッスン時間の中で指摘はあるし、弾きやすい奏法も考えてくれるけれど、「そこが弾けていない」とかそのようなことは言わない。生徒側も「ああ、もうすぐレッスンなのに全然弾けていない」などと胃が痛くなる(?)ということもない。「ダメ出し」のレッスンではないから。

生徒と一緒に音楽を創るという感じだろうか?生徒のフレーズを変えてしまうとか、そのようなことは一切なく、「そこはこのようにしたらもっと良くなるのでは?」と弾いてくれるのだ。そして「どうかな?こう弾いた方が素敵ではないかな?」と生徒に笑顔を向けてくる・・・

僕の先生は、とても「弾いてくれる先生」だと思う。僕が変わった曲を持って行っても、初見で弾いてしまう。一台しかピアノはないので、立ったり座ったりと非常に忙しい・・・

久しぶりに先生のレッスンを受けて、ヴェンゲーロフのレッスンと似ているな・・・と思った。

僕の先生、紹介したい気もするけれど、やはりネットに実名は書けないよなぁ・・・と思う。枠が空いていれば誰でも習えると思います。

kaz



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コメント

 

生徒がやめないピアノ教室

うちも比較的「生徒がやめない」教室ではあるんですが・・・

kazさんが書いていらっしゃることは確かに、そうなんですが、ことはそれだけではないのではないかと思います。

うちの教室でおやめになる方というのは、大人の学習者の方に限って言えば圧倒的に「職場や家庭の都合」が多いです。
遠方に長期出張、激務になり練習時間も取れない(住宅事情もあり音が出せない)ピアノを持って移動できない、などなど。
適齢期のお嬢様たちの場合は「結婚」ですね。地元じゃないところに転居する、夫になる人の理解がなくてピアノを持って移動できないなど。
私がレッスンを中断した理由もここにあたります。(主人は理解がなかったわけではなく、住宅事情で無理だった)

出産、育児、介護もありますよね。
それらのことをやりながら、ピアノもできる余力があればいいけれど、経験者だから分かるけど、精神的余裕がないときもあるんです。

仕事としてやっている人でも、ピアノをご主人に家では弾かないで、教えないでといわれてケンカして離婚する方もいますし、辞めちゃう人もいるくらいです。

kazさんの先生のところに来ていらっしゃる方は、ピアノの練習をしても業務に支障のない方であったり、頻繁に転勤する必要がなかったり、家族がいないか手がかからないという方が多いのではという気がします。

今私の先生としての課題の1つは、そういった「外的理由」でいったんレッスンを休止した方がいつでも復帰できるためにはどうしたらいいか、ということを考えるということです。

なかつかさきこ #QFk3YRjk | URL | 2014/07/10 16:13 | edit

なかつかさま

僕がピアノを弾いていなかった期間、それは30年ほどなのですが、弾かなかった理由としては外的理由ということになるのだと思います。職業を変えた、住む国を変えた等・・・

ピアノを再開しようと思ったのは、外的理由がなくなったからではありません。むしろ、さらに厳しい状態になったから、ピアノを弾くという選択をしました。

まぁ、病気の発症ということです。再発も繰り返しましたが、ピアノは弾いてきました。徐々にピアノに向かうことが辛くなってきていますが、ピアノをやめようとは思いません。

僕がピアノを弾いているのを聴いて、諸事情を知らない人は、「ある程度余裕のある人なんだ、だから仕事をしながらピアノを弾いているんだ」などと思うのかもしれません。

僕に限らずですが、大人、それも中年以降になれば、その人は「何かを抱えながら」ピアノを弾いているのだと思うのです。おそらくその人の状況を知れば「なんでピアノなんて弾けるの?」みたいな・・・

でも「弾かずにはいられない・・・」

弾きたいのに外的理由で弾けない人と同じくらい、弾ける状態ではないはずなのに弾いている人も存在している・・・きっと・・・

kaz #- | URL | 2014/07/11 05:24 | edit

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