ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

小さな手・・・ 

 

おそらくペトルチアーニの演奏を紹介したからだと思うけれど、「手が小さいからピアノは無理です」と言われてピアノを辞めた人からのメールを頂いている。

5名の方からなので、数そのものは少ないのかもしれないけれど、僕としては「5人も?」という感じではある。

心が痛むのは、メールはすべて中学生と高校生からのものだからだ。

「その手の大きさでは、これ以上は無理ね。趣味で弾くのならいいけど。ピアノ科ではなく声楽科で受験しなさいよ・・・」

「その手の大きさでは大曲は無理ね。これ以上は教えられないわ・・・」

共通しているのは、どの方も音大受験を諦め(させられ?)ピアノではなく、他の道に進むことを決意しているということ。

音大を卒業すれば、バラ色の音楽人生が待っているわけではないとは思うので、一概に「気の毒だな」とは言えないのかもしれないが、本人が音大進学を希望していて、ピアノを弾き続けていきたいと感じていたのだったら、やはり「気の毒だな、可哀そうだな・・・」と感じてしまう。

自分の人生の選択という意味では、諦めるという選択をしたのは本人たちなのだから・・・という考え方もあるのかもしれないが・・・

僕自身は、標準的な東洋人男性の手の大きさなのだと思うけれど、それでも「もう少し手が大きかったらなぁ・・・」と思うことはある。(もう少し指が動けばなぁ・・・と思うことの方が多いけれど)

やはり、「小さな手」というのは、ピアノ演奏には不利なのかもしれない。

でも、思うのだ。手の小さい人というのは、日頃から「弾きにくいな」「届かないな」「弾けないな」と感じているのではないかと思う。つまり、悩んでいるのではないかと思う。そのような中で「無理よ」「その大きさではね・・・」などと上から抑え込まれてしまったら、やはり相当キツイのではないかと思う。

小柄な日本人女性で手のサイズに悩んでいる人が、ロシア人男性のような手の大きさになれるわけではないので、つまり手のサイズそのものは変えることはできないので、仕方のないことなのだろうか?

「手の大きさは変えられない。ではどうしたらいいのか?」という発想で接してくれる先生が、この5人にはいなかったのだろうか?

そのような発想を指導側に求めるのは贅沢なことなのだろうか?

kaz



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コメント

 

ブログ村から来ました。

初めまして、
当方「細幅鍵盤の推進」をしている者です。

来年アメリカで手の小さな人も参加できる
(細幅鍵盤使用可能:世界初?)コンクールが
開催されます。日本はまだまだ遅れています。

諦めないで欲しいですね~、そして日本もその
体制をうけ入れる準備が必要かとおもいます。

メールが来た方達へ連絡取れるようでしたら、
こんなコンクールも出来たよ、と教えてやって
ください。音大は諦めても、ピアノは諦めないで
欲しいですよね~^^。

こちらは同士のブログ記事より
http://littlehands782.blog.fc2.com/blog-entry-40.html

酢~ #mQop/nM. | URL | 2013/11/26 22:14 | edit

酢~さま

「細幅鍵盤」ですね。そのようなものが存在しているのだなということは僕も知っていました。たしかに、「弾けないんだぁ・・・」と諦めてしまうのだったら、新しい光の道であるかもしれませんね。

僕も含めてですが、おそらく多くの人、その中には手のサイズで悩んでいる人も含まれるのかと思いますが、細幅鍵盤で日頃慣れていたとして、たとえば通常の演奏会で「普通の鍵盤幅のピアノ」を弾く場合(そうなることがほとんどだと思いますが)、感覚の差というものが緊張感を生んでしまったりとか弾きにくくなるのでは・・・と感じている人も多いのだと思います。

そのあたりは、どうなっているのだろう?

・・・と感じたりしていました。

kaz #- | URL | 2013/11/26 22:42 | edit

レスありがとうございます(^^。

感覚の差ですね。

これは、演奏会場でも細幅鍵盤(現在大まかに3種類)
を用意してもらう必要がありますよね。
 音楽教室では「細幅の電子ピアノ」があれば、負担
にもならないだろうと、予測しています。・・・現在メーカー
に製造を打診中です。

世界的に見ても日本は遅れているようです。
ヤマハもカワイも数年前に細幅の製造を撤退しました。
 然し、カワイは海外向けにグランドの150cmタイプのみ
特注を再開しています。海外では需要があるからですね。

ホールなどでの細幅の整備も早く整えて欲しいものですよね。
そして、アメリカで初の「細幅鍵盤使用可能なコンクール」が
来年決まったので、これから日本でも必ずや影響があろうか
と私たちは考えています。

レオーネ博士達が筆頭に世界的に広めようと今、運動が
起こっているようです。興味あられれば、陰ながら応援下さい(^^。

酢~ #mQop/nM. | URL | 2013/11/27 08:52 | edit

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