FC2ブログ

ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

スポンサーサイト 

 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

category: スポンサー広告

tb: --   cm: --

△top

オペラに生きるピアニスト 

 

ユーチューブにはよくお世話になる。僕の場合、「お勉強」という感じでピアノ動画を観る(聴く)というよりは、声楽の動画を楽しむことの方が多い。ピアノよりも歌が好きなのは明白だ。

声楽の動画を徘徊していると、ある人物が気になり始めた。ベルゴンツィは好きな歌手なので、彼の歌唱を楽しむことは多いのだが、いつもベルゴンツィに寄り添っているピアニストがいる。ベルゴンツィがピアノ伴奏でリサイタルをする時には、いつも彼がいた。

情感豊かな歌手を先導し、そして影のように寄り添う。歌と調和するような完璧なるトーン。

ベルゴンツィ以外の卓越した歌手のリサイタルにも、彼はしばしば登場しているのを発見した。有名な伴奏者なのだろうと思った。オペラのアリアをピアノで伴奏する場合、かなり不完全というか、シンプルな楽譜で演奏することになる。特にベッリーニやドニゼッティなどのベルカントオペラのアリアの楽譜に顕著だと思うが、もろ「分散和音だけを弾き続ける」とか「ベースと和音だけを弾き続ける」という、簡単というか、様になりにくい音型がやたら多かったりする。ブンチャ ブンチャ・・・の連続とか・・・

ある発見をした。伴奏というと、いかにも控えめに・・・みたいな思いこみからか、ピアノのタッチが曖昧な伴奏者もいる。この場合、音量が控えめでも、ピアノの基音が目立ち、かえって逆効果のような?バシャンバシャンみたいな?

その伴奏者の音は、クリスタルクリア。彼は何者???

ヴィンツェンツォ・スカレーラ・・・名前の響きから、イタリア人だと思っていたが、彼はイタリア系アメリカ人。ニュージャージー生まれのアメリカ人だ。5歳の時からピアノを習っている。そしてマンハッタン音楽院卒業。ここまでは普通のピアニストと変わらないけれど、11歳の時に祖父が聴いていたカルーソーの歌唱に魅せられてしまう。ヴィンツェンツォ少年は、メトロポリタン歌劇場に通いつめるようになる。

「僕はオペラのピアニストになる!」

地元ニュージャージーの州立歌劇場(ニュージャージーに歌劇場があるのか?驚きだ)の副指揮者、ピアニストとなる。これってコレペティということだよね。そして自分のルーツであるイタリアへ。スカラ座の副指揮者、ピアニストとなる。現在もスカラ座に属していて、主にコーチ的役割を担っているらしい。でも、彼の場合、歌手たちのリサイタルの伴奏の仕事もかなり多いのではないかと想像する。

彼のようなピアノで歌手たちは歌いたいのだろう。先導もしてくれるし、引き継いでもくれる。完璧なる彼のハーモニーの上に、歌手は乗ってしまえばいいわけだから。「ヴィンツェンツォ、任せるよ」「お任せするわ」

ヴィンツェンツォ・スカレーラの名演集。カレラス、スミ・ジョー、そしてベルゴンツィという名歌手たちとの共演。譜面はシンプル。でもこれを伴奏と呼んでしまっていいのだろうか?

ちょっと思いついた。コンクールの一次予選。ここではエチュード、バッハが課題になることが多い。ここでロッシーニとかベッリーニ、ドニゼッティのアリアを伴奏させてみたらどうだろう?魅惑的に分散和音を弾く。ベースと和音だけの「ブンチャ ブンチャ」を素敵に聴かせる・・・かなりコンテスタントたちの力量が判明するような気がする。

kaz








にほんブログ村


ピアノランキング
スポンサーサイト

category: 未分類

tb: --   cm: 0

△top

コメント

 

△top

コメントの投稿

 

Secret

△top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。