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ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

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オペラ嫌いのためのオペラ入門 

 

スカラ座の引っ越し公演があったとして、問題はまず値段だろう。60,000円という値段は痛い。むろん値段も問題だが、現実感という問題もある。オペラ終演はそれなりの時間になるので、地方都市に住んでいると、通勤圏とはいえ、ホール周辺の洒落た店で食事をすることは不可能。酔っ払いが目立つ夜の満員電車で帰宅しなければならない。地元駅の店は閉まっている。スカラ座と、今手にしているファミリーマートの弁当は、あまりに落差がありすぎる・・・

日本でオペラが一般市民に浸透しないのは、夢と現実の問題が切実だから?ミラノに行って本場のスカラ座を体験してみたらどうだろう?引っ越し公演のチケットよりは高くなるが、格安航空券と格安ホテル情報を駆使する。この場合、歌劇場を出ても満員電車とコンビニ弁当はない、外はミラノの街!!!

自慢ではないが、昔イタリアの歌劇場巡りをしたことがある。たしかにスカラ座はレベルが高い。最高峰なのかな?でもこれとは別に地方都市の歌劇場ならではの楽しみもある。シエナのリンノヴァーティ劇場。シエナという街そのものが「私は今、中世にいるのですか?」という雰囲気なのだが、この劇場もそう。黄金色に輝いている。金を塗装に使用したのか?規模は大きくはない。550席。これって東京文化会館の小ホールより座席数そのものは少ないのだ。演目は、たしかヴェルディの「リゴレット」だったと思うが、記憶は曖昧だ。

地元の人気テノールが出演していて、どこか固さがあって、僕は感心しなかったのだが、地元の女性ファンが黄色い声で応援したりしている。スカラ座よりも行儀が悪いというか?うるさいわけではないのだが、「ワッ♡キャッ♡」という空気に満ち溢れていて、なんだかオペラってクラシックではないのかもと感じたほどだ。シエナ人の生活にオペラは密着している?そんな感じではあった。

シエナは偉大なるバリトン歌手、エットレ・バスティアニーニの生まれ故郷でもある。シエナ訪問の目的は、彼のお墓参りであったのだが、もう一つがリンノヴァーティ劇場でオペラを聴くことだった。バスティアニーニはバリトン歌手として、ここでデビューしているのだ。1952年、この劇場でデビュー、翌年にはアメリカのメト、その翌年にはスカラ座にデビューしている。まさにオペラ歌手の出世街道そのものだ。

このリンノヴァーティ劇場に限らず、地方の歌劇場って、どこか地域密着型というのか、観客が歌手を応援し、育てているような雰囲気に満ち溢れていて、なんだか羨ましい。少なくとも、高尚なるクラシックを我々凡人が拝聴させて頂くという雰囲気だけはなかった。楽しんでしまっている。

この動画は、いわゆるフラッシュモブというものなのだろうと思う。写っている人々が実に楽しそうだ。これってイタリアの地方の歌劇場の雰囲気そのものだ。

二つ目の動画、これは「リゴレット」のフラッシュモブのようだ。ピアノ弾きなら、「あっ?リゴレットパラフレーズじゃない?」と思うのかもしれない。もしかしたらリストの「リゴレットパラフレーズ」は好きでも原曲のヴェルディの「リゴレット」は知らないという人も多いのではないだろうか?なんだか勿体ないよね。

歌唱そのものは卓越したものではないのかもしれないが、歌っている人も観ている(聴いている)人も楽しそうだ。「なんだか知らないけど、楽しくない?」オペラってそれでいいのではないだろうか?

「リゴレット」のリブレットを知らなくても、この場面がどのような修羅場の場面かは観ていて分かるのではないだろうか?オペラってそれでいいのではないだろうか?

「よく分らないから」「馴染みがないから」と去ってしまうより、「よく分らないけど楽しくない?」オペラってそれでいいのではないだろうか?

kaz






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