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ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

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ショパンを弾く時にやるべきこと 

 

「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」この「スピアナート」という言葉、あまりピアノ曲には登場しない。もしかしたらピアノ作曲家では唯一ショパンだけが使ったのかもしれない。ベルカントオペラの作曲家、ベッリーニは「スピアナート」という言葉をよく使ったらしい。

「滑らかな」とか「落ち着いた」という意味のようだ。たしかにそのような曲だと思う。この曲のオリジナルはオーケストラとピアノで演奏される。今ではソロで演奏されることが多いが、オリジナル版では、アンダンテ・スピアナートの部分は、オーケストラはお休み。ポロネーズ部分からの参加(?)となる。つまり団員はピアノをじっと聴いているだけなのだ。オーケストラを控えさせてソロを弾く、これは斬新だ。そこまでしてショパンはピアノにおける「スピアナート」、ピアノにおける「ベッリーニ」をアピールしたかったのだろう。

イタリア人の友人によれば、この「スピアナート」という言葉は、波一つない紺碧のナポリ湾そのものなのだそうだ。平穏、平和で真っ平のようなイメージらしい。ピ~ンと張ったシーツのような?サンボニーで製氷した直後のスケートリンクのような?

蛇足だが、サンボニーという製氷機、人の名前なのだそうだ。それまで人力で行っていたリンクの製氷、その機械化に成功した、フランク・サンボニーという人。彼が設立したサンボニー社は現在もカリフォルニアに存在し、製氷機としては、世界的シェアを誇っているらしい。フィギュアスケートの競技会、一度サンボニーにも注目してみたらどうだろう?

そのサンボニーで滑らかにしたスケートリンク、「スピアナート状態」のサウンドをショパンは求めたのだろう。おそらく、ショパンはベッリーニに相当憧れていたのではないかと想像したりする。

ショパンを美しく素敵に弾く、その場合、やはりオペラ、それもベッリーニのようなベルカントオペラに親しんでみる必要もあるのかもしれない。ショパンに限らずピアノの曲って音が多いから、どうしてもワシワシと練習してしまうけれど。そして残念なことに、ピアノを弾く人って、あまりオペラとか声楽を聴かない。オペラはショパン本人が憧れた世界なのだよ?

最高のベルカントオペラの歌手、個人的にはマリア・カラスの歌唱ということになる。まさに完璧だと感じる。音符の上がり下がりとか、長短とか、書かれているものを、ここまで読み取り、具現化した人がいたなんて。休符も「お休みです」ではなく、必然性のある「溜息」みたい。加えて、カラスの歌唱には、ある種の魔力がある。なんだかホロヴィッツみたい・・・などと思う時もある。

カラスとは異なった魅力の歌手なのだが、ジョーン・サザーランドのベッリーニにも惹かれる。とにかく滑らかなのだ。どんなに超絶技巧を駆使しなければならない場面でも、絶対にバタバタとしない。まさに「スピアナート状態」を保っている。

ショパンを弾く時にはベッリーニを聴こう!

kaz






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