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ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

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音が多くなるとバタバタしてしまう・・・ 

 

自分の演奏を自己評価した時に、「なんだかな・・・」と感じることは誰にでもあるだろう。「なんだか今一つかな?」「冴えないな・・・」様々な原因があり、各々の原因が複雑に絡み合っていて、苦手なところも個人差が大きいということもあるので、「なんだかな・・・」の原因追及は難しい。

こんな場合はどうだろう?音符密度が高くなると、意思に反して音量も増加してしまう。細かなパッセージに埋めつくされると、音も大きくなってしまう。「左手、伴奏なのにうるさい!」みたいな?本当は右手のパッセージも軽やかに弾きたいのに「うるさい!」いきなり両手のスケール型が出てくると、もはや自動音量増強状態。

パッセージの連続系だと、ショパンでもリストでもチェルニーみたいになってしまう。スケールが出てくるとハノンみたいになってしまう。

弾きすぎなのかもしれない。鍵盤をゆっくり押すと、最初は音は鳴らない。押し続けると音が鳴る部分がある。このタッチポイントを狙う。ハンマーが弦を打つ範囲というのかな?この部分を過ぎると、音がまた鳴らない部分になる。そう、サンドウィッチのような?中にタッチポイントという具材がある。「どらやき」でもいい。中の餡子がタッチポイント。その音の鳴る仕組みもなんのその、「底までしっかり弾き切って~」モードで弾いてしまうと、音が雑になるし、変化に乏しくなる。せいぜい大雑把なピアノやフォルテ?

実は表現力不足という、どちらかと言うと、音楽性とか感性という領域に入るとされているものも、このカツ~ン的な弾きすぎも原因の一つであるような気がする。実際には底まで弾くのだが、それは結果であって、狙いではない。狙いはあくまでも途中に潜んでいる。

底まで一生懸命弾いてしまう、これはチェルニーやハノン、或いはバイエルを「はっきりした音で弾きましょう」と訓練されてきてしまったからかもしれない。途中狙いの弾き方なんて一般的ではないのかもしれないが。

難所というか、音が多くなると音量も増加してしまう人の演奏、聴いていると縦方向の演奏と感じる。音楽は横に流れていくものなんだけれど、カツカツ、バリバリと縦感覚。ワルツを弾くとブンチャッチャ・・・弾きすぎなのかもしれない。

途中狙いといっても、浅く弾くというわけでもないんだよね。その感覚を掴むのは非常に難しい。

ヤコブ・ギンペルという、もう少し日本でも知名度があってもいいのではないかなと思うピアニストがいる。この人、途中狙い弾きの達人のように思える。素晴らしい表現力と感じるピアニストは、皆さん「途中狙い」をしていると思うけれど、ギンペルの場合、それが視覚的に分かりやすい弾き方のような気がする。

リストの「森のささやき」と「ためいき」・・・ややもするとバタバタとなりやすい曲。実に見事な狙い弾き。メンデルスゾーンの「紡ぎ歌」も実に弾きにくい曲なのではないかと思う。これも「雑なチェルニー?」みたいになりがち。

縦弾き、表現や音が固い、音が多くなるとバタバタ、雑なチェルニーみたい、いきなりハノン登場・・・みたいなことがあるのだったら、ギンペルの狙い弾きを参考にしてみたらどうだろう?

途中の具材を狙う・・・

kaz






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コメント

 

kazさんこんにちは。

kazさんがときどき書いておられる、
狙って打鍵する、ハンマーが弦を打ったらそれで終わり、
すぐに次の準備をする、準備してから打鍵する、頭や身体は動かさない、などなど、
そのようなことは私の場合、自分では気づけず、大人になってからついた先生に教えてもらいました。
それまではずっと、自分の耳だけを頼りに、ああでもないこうでもないといった感じでした。
なので、kazさんすごいなあと、以前から思っていました。

教えてもらったからといって、できるようになるわけでもないのですが、
基本を知ることで見通しがよくなり、方針を立てやすくなったのは事実で、大きな収穫でした。

私もkazさんと同じく、バリバリではなくコロコロが好きです。
大きなホールを前提にしたような、ゴージャスな?これでもか!みたいな音の洪水は、耳が弱いこともあって苦手です。
軽くて薫り高く、チャーミングな演奏に、録音でなく実際に触れられたらなあと思います。
いまの楽器では少し難しいのかもしれません。

ピアノに特別な興味のない人ほど、バリバリとコロコロを単純に聞き分けていると感じます。
いまのピアノ演奏特有のサウンドに、あまり魅力を感じない人も実は多いんじゃないかなと思っています。

nonja #- | URL | 2018/05/09 14:23 | edit

nonjaさま

僕は独学ではないので、ブログで書いていることを、すべて自分で発見したというわけではないのです。ただ、鑑賞者として素敵だなと感じたものを、自らが弾く時にも求めたという感じです。

往年のピアニストの音、労働を感じさせない音に思えます。現代のピアノ演奏ってスポーツみたいだなと感じることが多いです。

打鍵後も、心を込めて、鍵盤を押し続けると音は変わる・・・という指導を実際にしている教師もいるようです。ビブラートをかけて・・・みたいな?

kaz #- | URL | 2018/05/09 21:54 | edit

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