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ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

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97パーセントの人々 

 

アメリカでの話だが、日常的にクラシック音楽に親しんでいる人の割合は3パーセントということだ。どうやってこの数字を割り出したのかは不明だが、「まっ、そんなものかもしれないな」と素直に納得してしまう数字ではある。日本の場合はどうだろう?東京では一晩に複数のピアノリサイタルが開催されているらしいし、全国規模の音楽教室もある。ピアノの先生も多そうだ。習っている子どもも、出生率減少などはあるにせよ、諸外国と比べると多いのではないだろうか?

「そう、日本人はクラシック音楽が大好き。アメリカでは3パーセントかもしれないけれど、日本は70パーセントにはなるんじゃない?」実感としてはそうは思えない。むしろクラシック音楽に親しんでいる人、3パーセントもいないかもしれない。タバコの煙を嫌うように、クラシック音楽を敬遠する人、いるとは思うけれど、なんとなく少数派のような気がする。多くの人は一度はクラシック音楽の演奏会、CDなどに接した経験はあるのではないかと思う。でもその時に「なんだか難しいな」とか「退屈だな」と感じてしまったのかもしれない。これは欧米でも同じなのではないかな?

ただ、日本の場合、断絶感というのだろうか、供給側(演奏側)と聴き手との間に距離感があって、それが普通みたいなところはないだろうか?専門家と素人の溝がとても大きいような?クラシック音楽はお勉強して、修業をして身につけるものという雰囲気に満ち溢れている。むろん、演奏をする人は、お勉強も修練も必要なのだろうが、どこか聴き手にもそれを求めてしまう。聴き手が勝手に感じてしまうのかもしれないが。

幼い頃からピアノ修業に励み、コンクールに受かり、難関音大を卒業。ここまでの道のり、全部「専門家世界」ではないだろうか?弾けた、弾けない・・・の世界。アマチュアの場合も似たようなものかもしれない。サークルなどでピアノを弾く。聴き手は全員ピアノ弾きではある。アマチュアだから、この場合、聴き手は素人なのかもしれないが、純然たる素人とは異なるように思う。まずサークルなどの場では、演奏そのものを褒めるのが前提にある。「良かったよ~」「ミス?全然分からなかった。弾けてたじゃない?」みたいな?

おそらく演奏者の頭の中に存在していないのが、日頃クラシック音楽に親しんでいない97パーセントの人たちのこと。仕事をして、育児をして、それで一日が終わるような人たち。趣味はゴルフだったり?クラシック音楽というものの接点が全くないような人たち。

いわゆる、専門に学んだ人、アマチュア、共通したものはないだろうか?先生のダメ出しに耐え、努力して弾けるようにしてきた。本番では、どれだけ弾けたかが最も気になるところ。そこに97パーセントの人が、自分の演奏をどう感じたか、自分が演奏した作品を、どう感じてくれたかということは、あまり考えないのではないか?

自分はどれだけ弾けたか、弾けなかったかは考えるけれど、97パーセントの人の直感的感想については、あまり思いを馳せないのでは?つまり自分がどうだったか・・・ではなく「どう感じてくれたかしら?」的な観点。

先生やピアノ仲間だけではなく、例えばピアノ道に非協力な配偶者とか?「毎晩ピアノうるさいな」などと言う近くにいる人。素人さん。その人に「おっ?いい感じじゃないか?」と言わせてみせる魅力が自分の演奏にあっただろうか?

ここで立ちはだかるのが、魅力ある演奏とか、そのようなものって、まずは基礎ができてから・・・とか、弾けるようになってから・・・という考え。自動車教習所だったらそれでいいだろう。いきなり路上で研修なんて危険だもの。まずは基礎から・・・でいいだろうと思う。でもピアノ道は免許取得道ではないような?

97パーセントの人たちのことも考え演奏しているのではと感じる人たちがいる。ストリート・ミュージシャンと呼ばれる人たち。日本にも大勢いると思うけれど、クラシック音楽を路上で演奏する人たち、やはりヨーロッパに多いような印象を持つ。

このストリート・ミュージシャンは僕が勝手に「コペンハーゲンの人」と密かに呼んでいるヴァイオリニスト。

自分が習っているピアノの先生、ピアノ仲間、その他に「97パーセントの素人さん」を密かに自分の教師としてはどうだろう?「え~?クラシック?なんだか堅苦しくて苦手だな」という人に、無理やり自分の演奏を聴いてもらう。食べ物とスイーツで誘うのだ。「聴いてくれるだけでいいからさ」と・・・

そして「どうだった?」と訊いてみよう。

kaz




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