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ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

グラナドスを取り巻いたサウンド 2 

 

リカルド・ビニェス、フランス印象派の作品が好きな人には馴染みの人かもしれない。ラヴェルやドビュッシーの主要な作品の初演者として知られている。初演した作品には、作曲者から献呈された作品も含まれる。つまりラヴェルやドビュッシーから「ビニェスにまかせれば安心だ」のような信頼関係があったということだろう。

ドビュッシーの「ピアノのために」「版画」「映像」「喜びの島」、ラヴェルの「水の戯れ」「亡き王女のためのパヴァーヌ」「鏡」「夜のガスパール」を初演している。当たり前なこととして、ビニェスは初演者なわけだから、音源を参考にすることはできなかったわけだ。自分が初・・・なのだから。また曲を演奏する動機としても「キャッ!素敵な曲。弾いてみたい!」みたいなサウンドを聴いて感動したからというのとは異なるものだったはずだ。まぁ、楽譜を見ればサウンドは鳴ったのかもしれないが。でも手書きの楽譜で譜読みをしたのかな?なんだか想像できない。

グラナドスからビニェスに献呈された「燈火のファンダンゴ」はゴイェスカスの中で最もスペイン郷土色の濃い作品に思える。これはグラナドスがビニェスに同国人としての血を感じたからかもしれない。ビニェス=フランスものというイメージが強いが、彼はスペイン人なのだ。

ラヴェルにもドビュッシーにもスペイン色の強い曲があるが、これは彼らのスペインというパリから見た異国情緒・・・のような憧れから作曲されたように今まで思っていたが、もしかしたらリカルド・ビニェスというピアニストの存在そのものが、フランス近代におけるスペイン情緒を感じさせる曲を生み出させたのではあるまいか?

ビニェス、プーランクのピアノ教師でもあり、モーリス・ラヴェルとは友達以上の関係があったのでは・・・と噂されている。

ビニェス本人の演奏って、あまり聴く機会はないよね・・・

kaz




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category: リサイタル 2018

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