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ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

グラナドスを取り巻いたサウンド 1 

 

ゴイェスカスの各曲は当時の卓越したピアニストたちに献呈されている。

「愛の言葉」(エミール・フォン・ザウアー)  「窓辺の語らい」(エドゥアール・リスラー)  「燈火のファンダンゴ」(リカルド・ビニェス)
「マハとナイチンゲール」(この曲だけは妻のアンパロに)  「愛と死」(ハロルド・バウアー)  「亡霊のセレナード」(アルフレッド・コルトー)

ゴイェスカスはグラナドスのピアノ技法への情念(?)が込められていて、演奏は非常に至難。「手は3本ないんですけど?」のような?当時グラナドスを取り巻いていたピアニストたちのピアニズムと無関係ではないだろうと思う。

エドゥアール・リスラー、この人はあまり馴染みのない人だが、全曲もの演奏会の創始者的存在の人。ベートーヴェンのソナタ全曲演奏会とか、当時としては斬新なプログラムを組んでいたようだ。レイナルド・アーンとも親しく、彼のピアノ曲を初演したりもしている。シャブリエの「気まぐれなブーレ」を献呈され、フォーレの「ドリー」をコルトーと共に初演した人でもある。

僕の弾く「愛と死」を献呈されたハロルド・バウアー。この人は最初ヴァイオリニストだった。パデレフスキの「君の髪は見事じゃないか?ピアニストになったらどうだ?」という意味不明(?)なアドヴァイスによりピアニストに転身(?)した人。まさか本当にパデレフスキの言葉で転身したわけではないだろうが。ドビュッシーの「子供の領分」を初演した人でもある。

グラナドスから献呈された名ピアニストたち、現代のスターピアニストたちの響きが「鋼鉄の連なり」とすれば、まさに「真珠の連なり」のようなサウンド。バリバリではなく、どんな難所もコロコロ、キラキラ・・・軽いのだ。

グラナドスはそのような真珠の連なりピアニズムを想定していたのではないだろうか?

ハロルド・バウアーの演奏。オシップ・ガブリロヴィッチと組んだアレンスキーのワルツが素晴らしい。鍵盤をコロコロと駆け巡る・・・のような?ガブリロヴィッチ、この人はロシアのピアニストなのだが、ある意味非常に厳しい、ある意味非常に当たり前のような言葉を残している。

「理想的な奏法、打鍵法について明確な言葉で説明できない教師は生徒を指導するべきではない」

kaz




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category: リサイタル 2018

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