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ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

まだ子どもなのに凄い・・・は天才なのか? 

 

レイナルド・アーンについては、昔は歌曲「僕の詩に翼があったなら」の作者としてだけ知られていた。最近ではアーン作品のみによるCDなども発売され、少なくとも声楽の世界では「僕の詩に・・・」だけの人ではなくなった感はある。でもそれは声楽の世界でのこと。ピアノの世界では、それも日頃歌曲など聴かない人にとっては「アーン?誰それ?」という扱いなのではないかと思う。

むろん、アーン=歌曲という認識は間違えではないのだろう。でも彼の歌曲を聴いていると「ピアノの詩人」という言葉が浮かぶほどなのだ。もちろんピアノの詩人はショパンなのだろうが、アーン歌曲のピアノパートも「ピアノの詩人」という言葉が相応しいように感じる。

ユダヤ系ドイツ人の父、バスク人の母、アーンはベネズエラで生まれた。おそらく後にパリの高級サロンの寵児となる風貌を備えていたのではないかと想像する。3歳の時にパリに移住。10歳かそこらでパリ音楽院に入学する。これだけでもアーンの早熟さを感じるが、意外なことに音楽院での成績は驚くほどのものでもなかったらしい。彼の才能は教室やレッスン室よりも、芸術家が集うサロンで発揮されたようだ。

どこか異国情緒さえ感じさせる美少年がピアノで弾き歌いをする。サロンという場でアーン少年は有名になっていった。サン=サーンス、そしてマスネという大家に師事し、特にマスネはアーン少年の才能を見抜き、可愛がっていたようだ。

13歳・・・日本流に言えば中学1年生ということになる。彼の最も有名な、そして長い間アーンのただ唯一の有名な歌曲として知られていた「僕の詩に翼があったなら」はアーン13歳の時の作品。

もうこれは何と言ったらいいのだろう?とても中一少年の歌曲とは思えない。ピアノのパートの美しさといったら言葉さえないほどだ。この世界は「大人顔負け」のような早熟さとは違うように思う。達者な少年らしくはない。コンクールなどに登場する「こどなちゃん」とは違う。だからアーンは天才少年だったのだ。

kaz




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