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ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

マイ・アマデウス 1 

 

自分の好きなアマデウスの曲って何だろう?ピアノの曲もあるけれど、ピアノ・ソナタばかり思い浮かぶということはない。これは僕が学習者としてではなく、鑑賞者、愛好家として長年音楽と接してきたからかもしれない。

まず「♡アマデウス」として思い浮かんだのが、バスのコンサート・アリア。「この麗しい御手と瞳のために」K.612・・・という曲。ケッヘル番号から分かるように、オペラ「魔笛」と同じ時期の作品ということになる。

映画「アマデウス」では宮廷劇場で自分の作品を上演できなくなったモーツァルトが、場末の民衆劇場のような所で「魔笛」を上演する、どこか落ちぶれたモーツァルト像を描いていたように思うけれど、この民衆劇場はシカネーダーの一座の劇場。この一座は、非常に優れた技能を持った楽器奏者、歌手を抱えていたとされている。モーツァルトは演奏者の技能に合わせて曲を作る傾向にあったらしいので、このコンサート・アリアを歌った一座のゲルルというバス歌手は非常に優れた歌手だったと想像できる。また、コントラバスのオブリガート付きという珍しい編成の曲でもある。歌のパートもだが、このコントラバスのパートは超絶技巧を要するらしい。シカネーダー一座のピシュルベルガーという奏者も相当な腕前であったと想像できる。

モーツァルトは落ちぶれた・・・というわけでもなかったのかもしれない。優れた演奏者に刺激されて作品を生み出したのではないだろうか?

このコンサート・アリアでの歌唱、古い(?)歌手だがチェザーレ・シエピの歌唱が他を圧して素晴らしいように感じる。艶やか・・・というのだろうか、モーツァルトは古典派だから「きっちり」とか思いこんでいたら、シエピの歌唱は斬新に感じるかもしれない。

ただこの演奏はザルツブルグ音楽祭でのライブ録音(今から50年以上前の録音!)なので、コントラバスは登場しない。ピアノとの共演となっていて、そこが残念だけれど、歌唱が圧倒的に素晴らしい。

聴いていると「古典派らしく」とか「モーツァルトらしく」って何だろう・・・などと思う。

kaz




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