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ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

萌えない・・・というのは? 

 

今調べてみたら、その演奏会を聴いたのは2004年。もう随分と昔なのに驚いた。サントリーホールだったと思う。イアン・ボストリッジの演奏会。曲はシューベルトの「美しき水車小屋の娘」だったと思う。何枚かのCDを聴き、「これは逸材では?」と思い、実際の歌唱を聴いてみたくなった。CDでは非常に柔らかい歌唱という印象だった。声もだが、彼の経歴にも興味を持ったのだと思う。

オックスフォード大学の博士課程。音大ではないんだ・・・と。たしか魔女学というか、中世の魔女についての研究をしていたらしい。「魔女???」声楽は30歳を過ぎてから独学で始めたとか。「独学???」「30歳を過ぎて???」僕とは年齢も近く(一つ違い)そのあたりも興味を持った。演奏会に行ってみようと思い立った最大の理由は、伴奏者(ピアノ)が内田光子だったから。「えっ?内田光子が伴奏???」

CDの歌唱を聴いて一抹の不安は正直あった。心が萌えない・・・とてつもなく知的で上手くて、どこか欠点を探そうとしても皆無のような、そんな歌唱。多くの人が絶賛しているのも納得できる。好みの問題なのだろうか?そんな簡単なものでもないような気もした。何だろう???何故に僕の心は萌えないのだろう?ボストリッジの歌唱に入り込めないのだろう?ボストリッジが僕の中に入り込まないのだろうか?だとしたらそれは何だろう?文句のつけようのない歌唱なのに・・・

一抹の不安は実際に会場で生の歌唱を聴けば消滅すると思っていた。でも歌もピアノも最高に素晴らしいのに、でも萌えなかったのだ。「僕の好みって、マイノリティーなのでは?」

その想いは、実は今でもある。「僕がおかしいのかもしれない。美というものを、芸術というものを理解できないところがあるのだ」と。だって伴奏が内田光子だし・・・彼女が共演したいと言ったほどのテノールなんだし・・・

有名な「ます」・・・やはりボストリッジは上手いと思う。ピアノはユリウス・ドレイクで内田光子ではないけれど、いつも共演しているピアニストであり、この人も上手い。でも萌えない・・・

単純に好み・・・ということなのだろうか?

kaz




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