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ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

弾きこなせれば満足できるのか? 

 

ピアノの音って何種類あるのだろう?88の鍵盤なので88なのかもしれないが、そういうことではなく、唯一つのドに何種類?叩けば誰でも音は鳴るが・・・

人間の鼓動のような横の流れだ。機械のようではなく、人間が感情によって鼓動の震えを変えるように。憧れ、苦悩、後悔、受容・・・人生のそれぞれの場面で鼓動が変化するように音楽が流れていく。

イグナツ・フリードマンは名教師であったレシェティツキという人にピアノを習っている。パデレフスキと同門ということになる。あるピアニストの系譜を辿っていくと、必ずどこかでレシェティツキ、またはリストに辿り着くとさえ言われている。フリードマンの場合、レシェティツキだけではなくフーゴー・リーマンにも師事している。フーゴー・リーマンってピアノ教師というよりは、音楽学者だよね?「音楽美学」のような本を残すような?

アゴーギク、つまりテンポ揺らぎのような概念、言葉はフーゴー・リーマンによって確立されたらしい。その人に師事した。フリードマンの絶妙なるテンポの揺らぎ、それは人間の感情発露による鼓動の変化のように繊細だと感じる。無関係でもないだろう。さらにこの時代のピアニストには珍しくはない事として、音楽以外の学問も収めている。クラクフ大学で哲学を学んでいる。

このような演奏を聴くと、表面的にミスなく破綻なくとか、弾きこなすとか、それだけではないものを求めてもいいのではないかと思う。人間だから、人前で演奏する時には、そのようなことを考えるけれど、もしかしたらそれしか考えられないのかもしれないけれど、追い求めたい、美というものを追い求めてみたいと思う。せっかく生まれてきて、せっかく音楽というものに魅せられて、憧れて自分の鼓動が高まるのさえ感じるのだから、同じように美を追い求めたい。

いつかは自分も音楽によって両手で青空をつかめるかもしれない・・・

kaz




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