FC2ブログ

ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

散歩中の巨匠 

 

「最も好きなピアニストは誰ですか?」この質問ほど難しいものはないだろう。「曲によって異なるし・・・」「その日の気分によって異なるし・・・」というのが、むしろ普通で、好きなピアニストは誰と断言することは非常に難しい。不可能???

その返答不可能な質問に、あえて答えるとすると、僕の場合はイグナツ・フリードマンということになると思う。どの曲も・・・ということは、もちろんなくて、この曲は誰それの方が、ということは当然あるにせよ、やはり僕はどこかフリードマンを神格化しているところがあるだろう。だって理屈でなく素敵なんだもの・・・

またフリードマンの演奏は、現代の主流の模範的な演奏と比較すると、おそらく一部の教養ある人たちからは「時代遅れの演奏」のように聴こえるのかもしれない。アゴーギクが非常に大胆というのだろうか?今の基準からすると伸びたり縮んだりが激しい。個人的には、フリードマン基準を「素敵♡」と感じるけれど、人によっては椅子からずり落ちてしまうぐらいビックリしてしまうのかもしれない。そうですねぇ、「そんな風に弾いてはいけませ~ん」と言われてしまうかもしれない危険(?)な魅力が備わった演奏???

一般的に往年の巨匠の演奏を好んで聴く人って、あまりいないように感じている。それはサークルの打ち上げでの会話とか、あるいは人様のブログなどに登場する「好きなピアニスト」などを拝見してそう感じる。チェルカスキーは認知度まあまあなのかもしれないが、その師であるヨゼフ・ホフマンとなると「誰それ?」的扱い(?)になる。さらに認知度が低くなるように感じるフリードマン、おそらく彼は多くの演奏家と異なり、北米ではなくオーストラリアに移住したということもあるのかもしれない。今でさえオーストラリアのシドニーを「音楽的な伝統ある都市」と連想する人は、かなり少数なのではないかと思う。ニューヨークとなるとグッと音楽最先端のようなイメージもあるのかもしれないが。「シドニー?オーストラリア?コアラ???」みたいな?

ポーランド人でありユダヤ人であった。だからこそヨーロッパに留まることが不可能だったのだろう。演奏旅行で滞在したシドニーにそのまま滞在した。「ここ、居心地いいねぇ?温暖だし・・・」というよりは、自分を苦しめたヨーロッパとは真逆のような環境に魅力を感じたのかもしれない。

おそらく自分が最も好きなピアニストと断言できると思われるピアニスト、イグナツ・フリードマンをこれから紹介していくと思う。まずは彼の演奏ではなく「歩くフリードマン」の映像。BGMとして動画では、何故か「マラゲーニャ」が流れる。これはもちろんフリードマンの演奏ではありません。しかも動画としては10秒ほどで切れてしまう。「ただ男性がセントラルパークを歩いている」という映像ではあるわけだが、ファンにとっては「動くフリードマン」というだけでドキドキしてしまうのだ。

フリードマン特集(?)が終わった後、こう感じる人が世界の中で一人でも増えると僕は非常に嬉しい。

「ああ、フリードマンが実際にピアノを演奏している動画が残っていればよかったのに・・・」

kaz




にほんブログ村


ピアノランキング
スポンサーサイト



category: 未分類

tb: --   cm: 0

△top

コメント

 

△top

コメントの投稿

 

Secret

△top