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ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

ルバート 

 

マルセル・モイーズに限らず、またピアニストに限らず、往年の巨匠たちの演奏を聴くと、50年ぶりに故郷に立った時のような、胸がどこか苦しくなるような、キュンとしてしまうような、そんな感じがする。むろん全員ではないが、一部の現代の演奏は、事務処理とまではいかないけれど、どこかサクサクと音楽を処理しているように感じる。

ルバートに関してマルセル・モイーズはこう言っている。

「今の人たちはルバートのない不自然な表現に慣らされてしまっている。だから平気でルバートを好まないなどという人までいる始末だ。人が話をする時に初めから終わりまで同じ調子で話されたら聞いているものは皆、口を閉ざしてしまうだろう。それでは自分の伝えたいことを表現などできたものではないのだ」

マルセル・モイーズ、指導者としても大変に厳しい人だったらしいが、この言葉もかなり厳しい。「ではそのように演奏してみて下さいよ!」と返したい感じだが、さすが巨匠、そのように演奏している。流石のルバート・・・ではないだろうか?

先の動画でドップラーの「ハンガリー田園幻想曲」を貼りつけたけれど、ピアノを弾いていたのは息子のルイ・モイーズ。この人はフルーティストです。ピアニスト・・・ではないんだね?でもピアノ上手ですよね?ルイの奥さんはヴァイオリニストで、父親や妻と室内楽を楽しむうちに、ピアノを担当するようになっていったらしい。何か総合的音楽能力・・・みたいなものを感じたりする。これは往年組から感じたりする共通要素でもある。ルイは、後年アドルフ・ブッシュやルドルフ・ゼルキンと共にマールボロ音楽祭を創設している。

「ユーモレスク」・・・絶妙なる・・・

kaz




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