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ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

ロマンの遺物? 

 

シチェドリン、サウンドを聴くと革新派という印象。スクリャービンも革新・・・という感じ?ロマン主義からの脱却ということなのかもしれないが、何か独自のもの、今までに存在していなかったものを時代というものも求めていたのかもしれない。そのような意味で、ラフマニノフは時代遅れと当時は認識されたところもあるのかもしれない。特に玄人筋から?

ラフマニノフを追ったような、革新の流れに逆らったような、そのような作曲家、セルゲイ・ボルトキエヴィチ。ロシア革命を挟んだ二つの大戦の時期、他の多くの芸術家とは異なり、彼はアメリカなどに逃れることはなく、そのままヨーロッパに留まった。

名声に包まれて・・・という感じの生涯ではなく、それどころか「生活苦?」のような?時代の流れに乗り遅れた人、そのように捉えた人もいたのではないか?不遇の人?なんとなくそんな感じだったのかもしれないが、時代を逆行するようなロマンティックな作風を生涯崩すことはなかった。強い人だったのかもしれない。

ボルトキエヴィチ、最近、やっと注目され始めた印象がある。昔だったらボルトキエヴィチ作品だけのCDなど、考えられなかったかもしれない。現代はロマンティックなものを求める時代に変わりつつあるのかもしれない。「感情を削ぎ落としたような作品、演奏はもういい。もっと生々しいロマンを聴きたい」そのような流れになりつつあるのかもしれない。

当時、ボルトキエヴィチの理解者は、それほど多くはなかったのかもしれない。それでもそのような自分への理解者に作品を献呈したりしている。その中でもピアニスト、モリッツ・ローゼンタールが自分のエチュードを演奏し、録音までしてくれたということはボルトキエヴィチにとっては大きな喜びではなかったか・・・

自分よりも、はるかに高い名声を保つ大ピアニスト、その人が演奏してくれている・・・

ローゼンタールの側には、もしかしたら「先生、そんなラフマニノフの亜流のような作品を演奏しなくても・・・」などと余計なことを提言する人もいたのかもしれないが、ローゼンタールは美しいロマンそのもののようなボルトキエヴィチ作品をあえて演奏したのかもしれない。

美しいから演奏する、そのローゼンタールの心意気、100年近く時を経て聴いてみる。

kaz




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