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ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

新春コンサート 2 

 

1991年だっただろうか?クラウディオ・アラウが亡くなった。1990年代、多くの巨匠が亡くなっていった時代だったような?ギリギリでも彼らの演奏を生で聴けたということは幸せなことなのだろう。

ニキタ・マガロフが亡くなったのは個人的にショックだった記憶がある。1992年の年末だったと思う。その前年、東京で彼の演奏を聴いている。その時、たしか79歳ぐらいだったかな?高齢であったのは事実だし、年齢を考えれば亡くなっても決しておかしくはない。でもマガロフの演奏は、老いとか、死などというものとは無縁の、弾けるような若ささえ感じさせるものだったのだ。

円熟の極み、そうなのだろうが、それは深く思索し、老成を感じさせるものではなく、逆に音楽と戯れているような純真さを感じさせるものだった。少年のような演奏だったのだ。あたかも、今生まれ出た音楽を、その瞬間に慈しんでいるような・・・

マガロフ以後、次々と巨匠が亡くなった。19世紀のロマンを引き継いでいた人たちが亡くなり、そして20世紀も終わっていったのだ。

「音はね、叩いてはいけないんですよ。音はすくいあげるものなんです」 ニキタ・マガロフ

kaz




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