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ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

心から流れる血 

 

ある方の主催によるチャリティーコンサートには、これまで3度出演した。東京で2回、札幌で1回。別に僕自身チャリティー活動に熱心なわけではない。演奏する機会、それも大きな舞台で演奏する機会が得られるという動機で出演した。

「ああ、僕が振り込んだお金が被災地の人たちの役に立っているんだ!」という喜びに震えながら演奏していたわけではない。貴重な演奏の機会を頂いた、そのような気持ちだった。それは僕だけではなく、出演者の多くはそう感じていたのではないかな?

結果的に振り込んだお金が被災地の役に立つのだから、出演者の動機がどうであれ、それはいいことなのではないかと思う。単純かもしれないが、いいと思う。いけない理由が分からない。

そのチャリティーコンサートは現在のところ休止中。出演者が激減したわけではない。主催者の方に心ないメールが送られたりするから。「偽善者」とか・・・

そのような心ない攻撃メールを送る人は、極々一部の人なのだろう。多くの人は主催者の方を応援している。個人的には主催者の方に頑張って頂いて、チャリティーコンサートを再開してもらいたいと思っていた。いや、今もそう思っている。どうして社会の役に立っている活動が、一部の人のために休止しなければいけないのだろう?悔しい・・・そう思う。

でも、主催者の方にこう言うのも酷なのではないかとも最近は感じ始めた。「どうか再開してください。いいことをしているのですから。攻撃メールを送る一部の人に負けるなんて悔しいし、おかしいではないですか?お辛いでしょうが、そのような攻撃に耐えて頂いて活動を再開して頂きたい」

何百倍も応援している人の方が多いにしても、心ない文章を直接読むのは、僕ではない、主催者の方なのだ。心に血を流すのは、僕でもなく、応援している人でもなく主催者の方なのだ。

どう感じようとその人の自由だ。「チャリティー?偽善的よね」「売名行為なんじゃないの?」そう思う人の心に処方箋を出してあげたい感じだが、でもそう思おうと自由だ。でもそれを直接活動をしている人にぶつける権利はないはずだ。人間として当たり前のことを、そうとは思えないから攻撃メールなどを送るのだろうが・・・

カナダに住むアダムさんとクリスさん、もう10年以上も自宅の庭にクリスマスの飾りつけをしている。「近所の子供たちが喜ぶからね」と。彼らはゲイのカップルだ。今年、恒例の飾りつけ、インフレータブル人形を心ない人たちに傷つけられてしまった。防犯カメラにその様子は残されていた。

被害額は500ドルだったそうだ。でも金額の問題ではない。アダムさんとクリスさんが心に受けた傷、心から流れた血、それが問題なのだ。

ゲイのくせに幸せそうだ・・・

そう感じたのだろうか?自分たちはこんなに不幸なのに・・・と?そう思うのなら思えばいい。でも実際に何かをしてしまうのは許されないだろう。

防犯カメラに映し出された犯行の映像、これを見て心が痛んだ。遠いカナダのゲイカップルのことなど関係ないはずだが、僕の心に血が流れた。

お辛いでしょうが、耐えて頂いて・・・そう簡単に言ってしまってもいけないのではないかと・・・傷は消えないから。流した血は流れ続けるから。

アダムさんとクリスさんは犯人である若者5人に対してこう言っている。

「500ドルを僕たちに返すのではなく、そのお金をチャリティーとして寄付して欲しい。もしくは、近所の奉仕活動などに参加して欲しい」

kaz




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