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ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

ラウンジピアニスト 

 

ホテルのラウンジ、バー、そのような場所でピアノを弾く人をラウンジピアニストと呼ぶらしい。場に相応しく、アンニュイでソフトな曲を弾いているというイメージ?決してそのような場では「英雄ポロネーズ」や「熱情ソナタ」などは弾かない。

クラシックのピアニストに対してラウンジピアニストのようだと表現するのは、これは褒め言葉ではないような気がする。レナード・ペナリオというピアニストは、紹介されるべき時期に日本には正当な形で紹介されなかった経緯があるらしく、あまり(全く?)有名ではない。サークル練習会の打ち上げなどでも話題にすらならないのではないだろうか?「その人誰?」みたいな?

本国アメリカでは日本より遥かに有名ではあるが、中には「ペナリオ?ああ、あのラウンジピアニスト?」のように不当に低い評価を与える人もいるらしい。確かにペナリオはガーシュウィンの作品やアディンセルの「ワルソー・コンチェルト」のような作品も演奏していたし、日本にも廉価版として、その種のレコードは輸入されていたらしい。

不当な扱い、日本でも、そして本国アメリカでもそのような扱いになりがちなのは、おそらく彼がロサンゼルスに住み、ハリウッド映画の作品を書いたりしていたからではないかと想像する。映画「影なき恐怖」に書いた「真夜中の断崖」など、ペナリオ自身の演奏で聴く限り、かなりの超絶技巧を必要とする曲に感じる。でもハリウッドの香りもするのだ。映画音楽だから当然なのだが、このあたりの通俗性が「ああ、あのラウンジピアニスト?」という評価(偏見?)に結びついてしまうのかもしれない。

ある意味、マルチピアニストであったのかもしれない。なんとなく舞台映えする人だったのかも?イケメンかどうかは分からないが。大衆の人気が出るほど、クラシック専門筋からは疎んじられるみたいな?

きちんとペナリオの演奏を聴くと、正々堂々(?)クラシックのピアニストだと感じる。

大衆の他にもペナリオの実力を評価していた人はいた。ハイフェッツとピアティゴルスキーとトリオも組んでいた。たしかトリオのレコードはグラミー賞も受賞していたのではなかったか?

12歳の時に、それまで聴いたことも弾いたこともなかったグリーグの協奏曲を一週間という期間で演奏してしまった才能の持ち主なのだ。世界で初めてラフマニノフのピアノ協奏曲(パガニーニ狂詩曲含む)全集を本人以外で録音した人でもある。アメリカでのラフマニノフ追悼演奏会に招かれて協奏曲の2番を演奏したりもしている。ラウンジ・・・ではないじゃないか???

正統な評価としては、コンポーザー・ピアニストであった・・・ということかもしれない。現代のスティーヴン・ハフのような?もっと評価されていいピアニストのように思う。

ペナリオが敬愛していたラフマニノフの演奏で彼を紹介したい。

真っ白な耳でレナード・ペナリオというピアニストを評価して欲しい。

kaz




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