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ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

さようならフィギュアスケート 4 

 

フィギュアスケートの採点、昔のシステムは問題だらけだったと思う。基本的に、僕は選手の順位とかメダルの色などに、もともと興味はない方で、演技そのもので満足できればいい方だった。それでも「これって・・・」と感じるところは多々あった。現在のような採点システムに変化したのはいいことだと思っている。

昔は、各エレメンツなどの純粋な点数・・・ということではなく、一応掲示板には点数として5・9とか5・6と表示されるけれど、あれは「あなたは全体の中で何位ですよ」ということなのだ。技術点6・0 芸術点6・0、あなたは一位ですよ。技術点5・9 芸術点6・0、あなたは二位ですよ・・・のような?明確な基準はなかった。ジャッジの気分・・・というのは言い過ぎだとしても、例えばある3回転ジャンプでA選手は回転が抜けてダブルになってしまった。B選手は3回転を回りきったが、手をついてしまった。現在だったら、明確基準があるのだろうが、旧採点システム時代にはそのようなことへの明確基準は存在していなかった。ファンが「なぜにA選手が一位、B選手が二位なのですか?」といくら思ってもジャッジはその根拠を説明できなかった。

旧採点システムの弊害は、滑走順によって点数(最終順位)に影響があったこと。最初の方に滑る選手は不利だったのだ。基本的に絶対評価ではなく、相対評価で選手は判断されていた。「後にもっと素晴らしい演技があるかもしれない」点数(順位)の出し惜しみ(?)と感じることは多々あった。

ソビエトとアメリカの選手の一騎打ちのような場合、それぞれの選手の国のジャッジが相手国の選手の点数をあからさまに低くする・・・なんていうことも普通にあった。二つ前の動画、クリモワ&ポノマレンコの演技、ジャッジの点数を見てみると、明らかにフランスのジャッジが低い評価を与えている。クリモワ&ポノマレンコと優勝争いをしていたのが、フランスのデュシュネー兄妹だったからだ。このようなことは頻繁にあったと思う。この時のオリンピックはデュシュネー兄妹の地元、フランスで開催されていたが、フランスのジャッジへのブーイングで会場は騒然という感じだ。

現在はプロトコルという一括評価早見表のようなものがある。それでもジャッジの評価に?マークを感じることはあるだろう。ジャッジ、スケート連盟が権威というものだとしたら、ファンが権威に物申すということはあっても当然だと思う。昔はブーイングでそれを示した。プロトコルを根拠に物申す権利は現在のファンにはあると思うが、言い方、表し方が多分に感情的というか、相手の選手を落とす・・・みたいな論調の文章が多いのだ。これって逆効果なのでは?

時効という言葉そのままに白状(?)すると、僕は韓国のユナ・キム選手の演技が好きだった。でも当時はそのことを公言できないような雰囲気がたしかにあった。たまたま何かの飲み会で僕と同じ隠れユナファン(?)と意気投合したことがある。その人はこう言ったのだ。「私、キム・ヨナが好きって言ったら、ある人からあなたは在日なんですかって言われたのよ!」そして見てしまった動画。ユナ・キム選手の動画に見るに堪えない言葉のテロップが流れた、それを見てしまった。「転べ!」「なんて汚いスパイラル、これじゃ飛行機ブーンだね」「キムチ死ね!!!」

フィギュアスケートはサッカーのような人気スポーツになったのだろうか?なんとなくそうも思う。今は競技会のチケットも高額で手にも入れにくいんですよね。日本選手が活躍することは本当に素晴らしいことだ。でも一般の人は、プロトコルなんて気にしないし、演技をただ観て「いいね」とか「凄いね」「メダル?」とか思うだけだ。その一般の人たちも、一部フィギュアファンの動向の異様さには気づいているのではないだろうか?人気選手の遠征についていって宿泊先まで突き止めて待ち伏せるとか、選手を見つけたらゾロゾロと大群で付きまとってしまうとか、さらに自分のファンである選手を思うためか、ライバル選手を貶めるような文章が公開されてしまったり・・・

フィギュアスケートの裏世界・・・ドロドロ?怖~い・・・と感じている一般人、多いと思う。これっていいことではない。

デュシュネー兄妹の1990年の演技。この人たちへの評価は分かれていたと思う。つまり王道というものからすると、この人たちのダンスは異端だった。「ダンスって優雅なものでしょ?なにこれ?」という評価と、純粋に心に響いてきて素晴らしいじゃないかという評価。スケートファンは彼らの演技を評価していたと思う。ジャッジの評価が割れたのだ。

極端に低い点数(順位)を示すジャッジに対してのブーイング、このカップルの演技には付き物のようにさえなった。この演技、振り付けはクリストファー・ディーン。彼らの美点をマックス引き出すことに成功している。

もちろんカナダの観客は大騒ぎだ。立ちあがっての歓声(狂乱?)が続く。それが止まらない。この声援は演技を讃えるものだったと思うが、ジャッジへの挑戦状でもあったのではないかと僕は感じている。

「どうなんだ?また低い点数を出すのか?僕たちはこの演技を堪能した。素晴らしかった。この個性を今度も認めないのか?」そのようなファンからジャッジへの挑戦状。

この時、初めてこの兄妹に高得点が並んだのではないだろうか?

kaz




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