FC2ブログ

ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

見開き2ページの至福 

 

何故にサロン風小品が演奏されなくなってしまったのか?素敵に弾ける巨匠がいなくなってしまったから・・・これを言ってしまったらおしまいという気もするが、時代と共に演奏スタイルがザハリヒなものになっていったことと関係はあるだろう。リサイタルも全曲もの、ベートーヴェン全ソナタ連続リサイタルとか、バッハ平均律の夕べとか、どこか流行だったりする。ショパン全作品演奏・・・みたいな、まるで登山のような演奏会もあったりした。

全部がモシュコフスキ作品によるリサイタル、このようなものは可能かもしれないが、聴くのはちょっと大変そうだ。大曲バーン・・・ばかりも辛いが、小曲チマチマ1時間半も辛い。ショパン人気の理由はここにあるのかもしれない。小品と大曲とのバランスがいい。30分のソナタもあれば、サロン風に小曲を組み合わせることもできる。ショパン強し!

宝石のような小品が顧みられなくなってしまうのは、やはり寂しい。小品独特の難しさってあるのかもしれない。モシュコフスキの曲、華麗な曲が多いように思うが、これらの曲をバリバリと演奏されても困惑してしまうだけだ。

ピアノ専門教育現場というのだろうか、つまり音大でサロン風小品が不当に(?)低く扱われていたりするのではないだろうか?ドビュッシーの前奏曲集とか「喜びの島」はレッスンで習うが「月の光」は卒業後自分で勉強したという人も多いのではないだろうか?ショパンもソナタやバラードは先生に習うが、「幻想即興曲」や「小犬のワルツ」は、そういえば音大のレッスン室から聴こえてきたことはない・・・みたいな?

モシュコフスキの15のエチュードは音高ではよく弾かされるが、その他の小品はスルーされてしまうような?そのような流れがあるのだとすると、巨匠の演奏が好き・・・という人でもなければ、その種のサロン的小品と出逢うチャンスすらなかったりするのでは?音大という場がコンサヴァティヴな場だとすると、それも仕方ないことのような気もするけれど・・・

「セレナータ」というモシュコフスキにしてはシンプル(易しい?)な曲。このメロディーは昔は人気があったようで、様々な楽器に編曲されたりしているし、クライスラーも素晴らしく魅惑的な録音を残している。見開き2ページの実に目にも手にも親切な曲だ。ブルグミュラー25とかバイエル後半といった感じだろうか?見た目は・・・

でも素敵に演奏するのは非常に大変そうだ。凡庸に弾くと「はぁ?だから何なの?」と言われてしまいそう。

この曲、やはりフリードマンの演奏が圧倒的に素晴らしい。

kaz




にほんブログ村


ピアノランキング
スポンサーサイト



category: 選曲に困ったら・・・

tb: --   cm: 0

△top

コメント

 

△top

コメントの投稿

 

Secret

△top