FC2ブログ

ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

発表会というサロン文化 

 

今の時代、ピアノ教室の発表会って「企画命」なのだろうか?ただのトコロテン式の発表会って教師の研究不足とされる空気がある?個人的には「トコロテン」もいいと思うが・・・

企画命発表会の場合は違うのかもしれないが、発表会って意外とサロン文化の残り香を感じたりする。プロのリサイタルでは廃れてしまったサロンの残り香。ランゲの「花の歌」とかエステンの「アルプスの夕映え」のような、昭和発表会の定番曲って、どこかサロンの香りが漂っているような?ロマンティックな時代の深窓の令嬢たちが弾いていたというイメージ。

ソナチネ、ソナタと古典派を勉強したら、いよいよ憧れのロマン派・・・今は四期同時進行が普通なのかもしれないが、ロマン派の曲って、僕が子どもの頃は憧れに近いものがあった。いわゆるロマン入門曲としては、今でもメンデルスゾーンの無言歌とかショパンのワルツとか、定番なのではないだろうか?この種の曲も、やはりサロン文化の香りがする。

「さすが先生・・・違うわねぇ・・・」これって先生には迷惑なのだろうか?いつでもなんでも弾ける=ピアノ教師・・・のような一般人の思い込み。でも、この「さすが先生・・・」を捨ててしまってもいけないような?講師演奏で、かつて音大時代に弾いた試験曲を弾く、たとえば、スクリャービンの後期のソナタとか?あるいは新たに難曲に挑戦する、その場合、「さすが先生・・・」的な空気は醸し出されるかもしれないが、発表会に漂っていたサロン空気とはそぐわない場合も出てくるような気はする。まぁ、曲にもよるだろうが。ラフマニノフであれば、渋系のプレリュードとかエチュードをバンバン弾くよりは、ラフマニノフのトランスクリプションを弾いた方が、発表会のサロン的雰囲気には合う。ショパンは、このような場合もプリンスで、「さすが先生・・・」にも「サロン的雰囲気」のどちらの需要にも応えられるというところが凄いと思う。

ちょっと視点を変えて、巨匠御用達曲集を講師演奏で弾いてみたらどうだろう?この場合も両方の需要(?)に耐えられるような気がする。アントン・ルビンシュタインの「へ調のメロディー」に続けて、この「ワルツ・カプリス」を弾くとか?僕だったら「ハーッ、こういう選曲もあるのか、センスいいっ!」などと感じると思う。全音ピアノピースにこの曲はあったと思う。懐かしい唐草模様の楽譜を今でも持っている。この曲、生演奏で聴いたことはないな・・・

演奏しているのは、密かに僕が「サロン小品の帝王」と呼んでいるイグナツ・フリードマン。素敵だねぇ・・・この種の曲の難しさって、エチュードのようになってはいけないというところかもしれない。フリードマンは粋・・・だねぇ。

kaz




にほんブログ村


ピアノランキング
スポンサーサイト



category: 選曲に困ったら・・・

tb: --   cm: 0

△top

コメント

 

△top

コメントの投稿

 

Secret

△top