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ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

扉開き 

 

「いろいろな曲をご存じなんですね・・・」サークルの打ち上げなどでも言われるし、このブログの感想としてネット上で知らない方から言われることもある。珍曲博士だと自分では思ってはいないけれど、やはり往年のピアニストの演奏を好むという自分の嗜好が「いろいろな曲を・・・」につながっているのだとは感じることがある。

往年系の巨匠たちの愛奏曲というのだろうか、現代のピアニストがあまり演奏しなくなった、かつてのサロン風音楽とか、その種の曲は往年系の演奏を聴くと自然と知るようになっていくのだと思う。

もちろん、アマチュアがサークルなどで演奏しても素敵だが、発表会の講師演奏で、かつての巨匠御用達のような曲を教師が演奏したら、さらに素敵だと思う。むろん、「英雄ポロネーズ」とか「バラード第1番」のような曲でもいいのだろうが、例えばヨゼフ・ホフマンの師であったアントン・ルビンシュタインやモシュコフスキの曲など、本当に素敵だと思う。そこには教師が生徒に扉を開くという意味合いも出てくるのではないだろうか?

積極的な生徒もいるのだろう。自分からどんどん曲を聴いて「今月はパルムグレンの曲を集中的に聴いていて、自分でも弾いたりしているんです。来月は南米のニャターリの曲を勉強しようと思っています」全員がこのような生徒であったら、教師がわざわざ紹介というか扉開きのお手伝いをする必要もないのだろうが、クラシックは好きだけど、曲をあまり知らないし、何から聴いたらいいのかも分からないなどという生徒も結構いたりするのではないだろうか?

アントン・ルビンシュタイン、有名な曲は「へ調のメロディー」だと思う。「あっ、聴いたことある」的な曲。その割には、滅多に現代のピアニストはリサイタルなどで演奏してくれない。ホフマンの演奏、何気なく聴くと、美しいメロディーねぇ・・・と聴いてしまうが、このメロディー、右手、左手と、交互に親指で弾いていくのだ。さらに、「基本10度開きです」のような、手が大きくないと、あるいは手の開きが柔軟でないと、なかなか演奏は難しいところがある。届かない箇所は、アルペジオにするしかないと思うけれど、あまりに頻繁にバランバランとアルペジオで弾いてしまうと曲の魅力が損なわれるような?

この種の曲って、現代人がどこかに置き忘れてしまったセピア色の何か・・・のようにも思える。

kaz




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