FC2ブログ

ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

ゴールデンピアノ時代 2 

 

有名なOp,9-2のノクターン。ホフマンの演奏の魅力的な語り口に惹かれてしまう。当時、ホフマンはライバルたちと比較すると、ザハリヒなピアニスト、楽譜忠実派とされていたらしい。でも、今聴いてみると十二分にロマンティックな演奏と聴こえる。

ホフマンだけに限らないのだが、この時代のピアニストの演奏の特色として、まずは語り口というか、歌があるというか、そのようなところだが、もう一つ、細かな音符の弾き方、音色が現代にはないもののように感じる。軽く、コロコロとしたあの響き・・・

このノクターンでも、トリルとか、駆け下りてくる装飾などに、その「コロコロ」が際立っているように思う。この「コロコロ」はいわゆるミクリ派のピアニストたちの特色とされているが、別にミクリ派ではなくても、コロコロしていたんだな・・・と。ペダルに埋没せずに、指コントロールで聴かせてしまうような?

テクニックも異なるのかもしれないが、ピアノ、つまり楽器も現代のものとは異なっていたのではないか?おそらく、ホフマン仕様というか、非常に敏感な繊細なピアノで弾いていたのではないかと想像する。

「わあ、このピアノ、弾きやすい・・・」今の感覚だと、誰にでも弾きやすいというピアノになるのだろうが、ホフマンのピアノはホフマンだけが弾きやすい、ホフマン仕様のピアノ。凡人が弾くと、「あれぇ、全部がフォルテになっちゃう」弱く弾こうとすると「あれぇ、音が鳴らない」みたいな?そんなピアノ・・・

ホロヴィッツとテクニシャンのフランツ・モアの関係は有名だが、ホフマンにも専任(?)のテクニシャンがいて、この時代は、そのようなオーダーメイドの時代だったのではないか?

多くの亡命ピアニストがアメリカにやってきた。豊かなアメリカ。それまでのサロン的な会場ではなく、大きな演奏会場でピアノが鳴らなければいけない。さらに音量だけではなく、繊細なるコントロール技までも聴かせなければならない。ピアノ会社というか、テクニシャン、そして偉大なピアニストたちが、切磋琢磨した時代だったのではないだろうか?ピアノ改良の時代?

ホフマンは発明家でもあり、たしかピアノの機能に関する特許も持っていたと思う。そのような時代だったのかもしれない。

kaz




にほんブログ村


ピアノランキング

スポンサーサイト



category: 未分類

tb: --   cm: 0

△top

コメント

 

△top

コメントの投稿

 

Secret

△top