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ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

ニューヨーク・シティ・セレナーデ 

 

数年前、俳優のチャーリー・シーンがHIVに感染しているということを公にした。HIV感染、さらにエイズ発症となったケースでも、今では大騒ぎされることも少なくなった印象だ。チャーリー・シーンの時は、日本のタレントMの「えっ?私、大丈夫かな?」みたいな三面記事が賑わった記憶があるが、エイズ=死という捉え方はされていなかった感じだ。治療法、治療薬も進歩していて、イコール・・・死ではないことが一般にも認識されるようになったのだろう。

1980年代、そして1990年代の初め頃までは、エイズ=死病とされていて、事実そうだった。この時代、偉大なアーティストやスポーツ選手が次々にエイズで亡くなっていった。あまりにも「えっ、この人も?」みたいな衝撃が強かったように思う。

バレエダンサーのジョルジュ・ドン、ルドルフ・ヌレエフ、歌手のフレディ・マーキュリー、フィギュアスケーターでは、札幌オリンピック覇者のオンドレイ・ネペラ、インスブルックオリンピック覇者のジョン・カリー。フィギュア界は二人のオリンピックチャンピオンをエイズで失っていることになる。音楽界ではチェンバロ奏者のスコット・ロス、ピアニストのホルヘ・ボレット、ポール・ジェイコブス等々。

僕ぐらいの年代の人は、1980年代~90年代初めは、高校生とか大学生だった世代。エイズで亡くなってしまった才能に影響された世代でもあるのかもしれない。ジョルジュ・ドンの「ボレロ」とか、胸が張り裂けそうになりながら見入ってしまったものだ。あの時代、何度も「何故この人が?」という想いを味わってきたように思う。

混乱そのもの・・・そのような時代だったのではないだろうか?多くの感染者、発症者は、病気と共に人々の偏見とも戦わなければならなかった時代。「空気感染するらしいじゃないか?」「イヤ、触らないで・・・エイズになっちゃうじゃない!」

あの時代、ゲイに対する偏見も凄まじかったのではないかと想像する。「エイズ?自業自得だろ?」みたいな?多くの人がエイズ患者の元を去っていったのだろう。実の親子でさえ、エイズの子どもを勘当するケースもあったのだから。だからこそ、あの時代を「愛の時代」と思いたい。死病であろうと、感染するかもしれなくても、支えた人は存在した。真の友情、愛情でエイズ患者を支えた人はいたのだ。愛に包まれこの世を旅立ったエイズ患者もいたのだ、そう思いたい。人間の愛が試された時代だったのかもしれない。

エイズで亡くなった、病気と偏見との闘い、それだけでも痛ましいが、才能の喪失という意味でも痛ましさを感じる。この時代、多くのエイズ患者は30代とか40代で亡くなってしまっているのだから。

そのような才能を紹介したいというか、想い出してみたくなった。その人たちは、まさに僕の青春時代そのものだったのだから。

まずは、シンガーソングライターのピーター・アレンという人。「ああ、ピーター・アレンね」とパッと彼の作品や歌声が浮かぶ人は、かなり洋楽に詳しいかもしれない。ご本人の歌唱ではなく、提供した歌手のバージョンが、少なくとも日本では有名になってしまった感もある。

クリストファー・クロスの大ヒット曲。この曲を作曲したのがピーター・アレン。「ああ、懐かしい・・・」と感じる人も多いのではないだろうか?

kaz




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