ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

血と演奏 

 

「さすがにフランスのピアニストだけあって、ドビュッシーの演奏では・・・」とか「ロシアの重厚さを特にラフマニノフ作品では表出していて、やはりロシア人ということを・・・」みたいな批評や文章はよくある。さすが自国作品、血がそう弾かせる・・・のような。

アルトゥール・モレイラ=リマの演奏、やはり南米の作品が素晴らしい。他のピアニストの追随を許さない。例えば、このミニョーネの作品とか。フランシスコ・ミニョーネの「街角のワルツ」など、チェルニー40番程度でも弾けるのではないだろうか?決して真っ黒な楽譜ではないし、超絶技巧難曲でもない。簡単・・・ではないとは思うが。でも、演奏効果もあり、もっとアマチュアの世界でも演奏されていいような気もするが、まず演奏されない。おそらく「そんな作曲家知らない」ということなのだろうが、もう一つ「様にならない」というのも理由の一つにはなるような気がする。このような曲をただツラツラ弾いても・・・

むろん、それはショパンも同じだが、特に民族色というのだろうか、そのような色彩が強い曲ならではの難しさがあるのだろう。そのような曲ほど、その曲が生まれた土壌、文化を吸ってきたピアニストが有利なのだろうと・・・

モレイラ=リマのミニョーネを聴くと、そのような通説が妙に説得力を増してくる。テンポの揺らぎとか、音の色彩の陰影の微妙な感じとか、ああ、もうこれはブラジル人には、かなわない・・・と。

そうなると、我々日本人にとって、最も有利なのは、邦人作品ということになる。

まれにオフ会などで、テーマを設けている会があったりする。そのテーマが「日本人作品」ということになり、演奏できる曲が邦人作品と限られたとしたら、参加する人はいるのだろうか?まぁ、いるだろうが、例えば「ショパン作品に限る」という会よりは、参加人数は激減するような気がする。我々は日本人だぞぉ・・・と主催者が声高に叫んでも集まらない・・・みたいな?

そうですね、僕だったら平井康三郎の「幻想曲 さくらさくら」だったら弾けるかな?でもこの曲に皆が殺到するかもしれないな。子供向けの教材から探すという手もある。あとは、吉松隆のプレイアデスとか?これも集中しそうだな。

kaz




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