ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

モーツァルト弾き 

 

「ショパンのレコードは持ってるの?」医大生にそう訊かれた。何も考えずに、そして考える必要もなかったと思うが、僕は正直に「えっと、中村紘子とアンネローゼ・シュミットという人のレコード」と答えた。彼は中村紘子はスルー(?)してしまったが、シュミット嬢に大きな反応を示した。

「えっ?彼女がショパンを弾いているの?」

意外なほどの彼の驚きだった。「アンネローゼ・シュミットのショパン?ちょっと想像できない・・・本当にその人?」

クラシック博士(?)も知らないレコードを僕が持っているという事実が不思議だった。自分で選んだレコードではないけれど。

「・・・で、どう感じた?」来ました・・・という質問。「実はあまり好きではなく・・・中村紘子の方が・・・」と正直に答えた。またしても中村紘子を彼はスルーして「アンネローゼ・シュミットは僕にとってはモーツァルト弾きなんだ」

初めて聞いた「モーツァルト弾き」という言葉。当時知っていたモーツァルトの「トルコ行進曲」とシンフォニー「ジュピター」を連想したが、モーツァルト弾きって???

彼はシュミット嬢のモーツァルトを聴かせてくれた。はっきりと覚えている。24番の、短調のコンチェルト。

「えっ、これが同じ人?」とその時に感じた。何も感じなかったショパンとは違い、心に入り込んでくるような?

適材適所というのだろうか、ピアニストにも得意、不得意というものがあるのだと、その時に知った。でも調べてみるとシュミット嬢はショパン・コンクールにも入賞しているんだね。その時からシュミット嬢は、僕の中では「モーツァルト弾き」となった。

シュミット嬢と再会したのは、アメリカに留学してから。あちらでは、よくガレージセールに遭遇する。たしか、そのようなところで見つけたのだと思う。10枚ぐらいのセットもののCD。モーツァルトのコンチェルト集。日本では探してもなかったのに、なんと破格の3ドル!!!

今でも聴きます・・・

kaz




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