ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

「むすんでひらいて」を音楽的に弾く 

 

前回の記事とは反対のようだが、大雑把に大きく曲を捉えるという練習の他に、音符の連なりのような、細かなことを捉える練習も効果的だと思う。ドレとドラはエネルギー、気のようなものが異なる。楽譜に忠実とは、ただ「その音を押すのね」ではなく、エネルギーや気を感じることも含まれるように思う。

超シンプルな曲を弾いてみる。ギロックでもいいけれど、あれはサウンドがお素敵なので、「雰囲気逃げ」になる恐れがある。それよりはブルグミュラー25とか、バイエルなどがいいと思う。音の上がり下がり、音程が広がった時はどうするか、四分音符と二分音符ではどう異なるのか?

思うに、日本の初歩指導(もしかしたら音大レベルでも?)は、この部分が足りていないのではないか?先を急ぎすぎるのだろうか?それとも生徒側の横並び志向が問題なのか?「花子ちゃんは、もうチェルニー、私はまだバイエルなのに」とか「〇子ちゃんはもう○○を弾いているらしいじゃないですか?あそこの教室は進歩が早いような?うちの△子はどうして進歩が遅いんでしょう?」みたいな?

「むすんでひらいて」を音楽的に弾けるだろうか?この曲でもドラマはある。音が上がり、下がり、音程も色々だ。途中、ミーミファソソ ラーラーソファミとなる箇所、ガラッと雰囲気を変化させて弾けるだろうか?「あら素敵!」と聴いている人のテンションを集められるだろうか?「むすんでひらいて」を平坦にしか弾けないのだったら、ショパンやリストの曲だって平坦になってしまうのでは?

意外と「むすんでひらいて」や「メリーさんの羊」を素敵に弾くのって難しい。実際に弾いてみるとショックだったりするかもしれない。「えっ?私ってこんな簡単な曲もただ弾いてる・・・になってしまう?どうしたらいいのだろう?えっ?もしかしたどうしたらいいのか自分で分かっていない?」ショックかもしれない。

大雑把に全体を捉えて、「なんちゃって・・・」という、マリア・カラスになりきった時の練習で、アリア集の楽譜を購入したのだったら、今度はピアノから一度離れて、「歌手たちは音符の上がり下がりとか、音程の違いとか、音符の長さの違いとか、実際にどう処理しているのだろう、どう表現しているのだろう?」と楽譜を熟読(?)しながら聴いてみるのだ。ここで感じるか、感じないか・・・は分かれ道かもしれない。

よく歌手が一人で練習している時のように、和音をポロンポロンと弾きながら、歌パートを歌ってみたり、弾いてみたりするといいかもしれない。歌のパートだけ歌ってみてもいい。ラララ・・・でいいし、ベルカント唱法を身につけるのが目的ではないから、鼻歌風でいいのだ。色々とやってみる。聴いてみる。それを執拗に繰り返す。

「むすんでひらいて」はその後の段階ではないだろうか?

kaz




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