ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

こだわり 

 

この動画は異国の方がアップしたもののようだ。3本の映画のシーンが集められている。「彼岸花」「お早う」「秋日和」の3本。

こうして短いシーンを寄せ集めたものを見てみると、小津監督の「赤い色」へのこだわり、執着がより分かるような気がしてくる。赤い色に限らず、小津監督が執着した、格子柄、縦縞、浦野着物のオンパレード。色だけではなく「丸」とか「菱形」のような形にもこだわりがあったのが分かる。

ここまで徹底されると、小津美意識が画面に出てくるたび、観ているこちらとしては「出たぁ・・・」と歓声をあげたくなってきてしまうほどだ。

個人的に「出たぁ・・・」と思うのが、「彼岸花」での山本富士子が着ている浦野着物。八掛が目を奪うような赤で、彼女が歩くたびに赤がチラチラと見える。効果的だなと思う。赤い着物を着せるのではないのね・・・

あとは、「秋日和」でのアパートでの母子会話シーン。司葉子も原節子も綺麗だな・・・とは思うけれど、それよりもテーブルの上に乗っている洋菓子の包み紙。コロンバン・・・だろうか?そのトリコロール柄に合わせたように、トリコロール柄のタオルが後ろにかかっている。「出たぁ・・・」


「リンゴの絵を描いていて、うまくいかないからといって、柿や桃を描き始めるようじゃダメだよ。うまくいってもいかなくても・・・。私はそういう人しか信用しない」

小津安二郎が若き頃の若尾文子に言った言葉なのだそうだ。

この言葉にも惹かれる。

「悲しい時に楽しかった日を思い出すほど悲しいことはない」 小津安二郎

kaz




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