ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

アメリカンドリーム 

 

クラシック音楽の演奏においても、なんとなく時代というもの、その演奏者が生きた世界というものを反映させることがあるのだろうか?

ザハリヒな演奏とか、ロマン主義の演奏とか、あるいはピリオド楽器がどうとか、そのような小難しい(?)話ではなく、聴いていて「ウーン、時代を感じさせるなぁ・・・」のような?古いとかそのような意味での時代ではなく、まさに演奏者が生きた時代という意味においての・・・

戦後、最も将来を期待されたピアニスト、アメリカという大国を背負ったピアニストがウィリー・カぺルではなかったか?「アメリカンドリーム」という言葉を最も連想させるピアニストでもある。もはや敵なし・・・のような、キラキラとした勢いをカぺルの演奏からは感じる。

カぺルが航空機事故で31年の生涯を閉じだ時、ホロヴィッツはこう言ったらしい。「ああ、これで僕が世界一だ!」

むろん、実際に言ったとは思えないが、なんとなく「ホロヴィッツなら言うかも?」と思わせるようなところもあるエピソードではあるし、カぺルの当時の立ち位置のようなものも表しているとも思う。

ホフマンやコルトーのような、ロマンティックな巨匠の演奏とも違う。でも、現代のコンクール覇者のような演奏とも違う。「もしウィリー・カぺルが生きていたら?」これはよく言われたりする。現代の主流の演奏というものが、大きく異なっていたであろうことは容易に想像できる。

1940年代後半から1950年代の前半、カぺルが駆け巡った時代、アメリカンドリームの時代・・・

子どもの頃、1960年代のアメリカのドラマで「奥様は魔女」というコメディがあった。結構好きで観ていた記憶がある。サマンサとか、タバサ、エンドラとか、よく覚えている。ドラマに登場する車、キッチン、人々の生活、放映当時の日本人にとって「奥様は魔女」は、まさにアメリカンドリームではなかったか?どこか手の届かない憧れのような?

カぺルの演奏に同じような憧れを感じる。

kaz




にほんブログ村


ピアノランキング
スポンサーサイト

category: 未分類

tb: --   cm: 0

△top

コメント

 

△top

コメントの投稿

 

Secret

△top