ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

「アンコール!!」ネタバレ注意 

 

久しぶりに「アンコール!!」という映画を観た。

何人も親しい人を見送った。まだ早すぎると感じたし、本当は「こんなの嫌だ、ありえない」と泣き叫びたかった。何かを封印した。そうしないと生きるのが難しいと感じた時もあったから。

ただ、音楽と接していると、心を開放できた。思い切り泣いて、自分を出すことができた。

「kazも幸せにならなきゃ・・・」皆そう言って亡くなった。死んでいく人に慰められるなんて・・・そう思ったし、自分は幸せになんかなってはいけないのだとも思っていた。

アーサーはかなりの頑固者。自分の気持ちを他人に正直に表すことが苦手だったし、殻にも閉じこもっていた。息子のジェームズともギクシャクしていた。ただ妻のマリオンにだけは本当の自分を出せた。妻は「年金ズ」という合唱団で歌っていた。病弱であった妻の送り迎えをするアーサー。でも合唱団のメンバーと打ち解けることができない。練習が終わるまで外で待っているのが常だった。

マリオンが倒れる。癌が再発したのだ。積極的な治療は無駄だと宣告される。合唱団のメンバーが慰めるために、マリオンの家の前で歌い始めるが、アーサーはどうしても自分の哀しみを他人と共有する勇気が持てない。メンバーを怒鳴り、追い返してしまう。マリオンは再び合唱団で歌い始めるが、その命は尽きてしまう。

「マリオンの代わりに歌って・・・」そう言われる。

人の前で自分の内側の感情を表に出す、アーサーはそれが怖かった。

でも歌うんだね。亡きマリオンへの子守歌を舞台で歌うのだ。

その夜、アーサーが眠りについた頃、留守番電話にメッセージが吹き込まれた。ずっと口もきいていなかった息子からのメッセージだ。

「父さん、最高だったよ・・・」




残された者は何をすればいいのだろう?

残りの人生を幸せに生きる、最近やっとそう思えるようになった。

kaz


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