ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

追憶ごっこ 

 

もう何光年も昔のことになるが、初めてニューヨークを訪れた時、「追憶ごっこ」をした。「追憶」・・・バーブラ・ストライサンドとロバート・レッドフォード共演の恋愛映画のバイブル。涙のラストシーン、プラザ・ホテルの前で撮影されている。

「ああ、ここがあのシーンが撮影された場所なのだ」当たり前だが、映画と同じ風景が目の前にあった。「ハベル・・・幸せなのね」ケイティが彼の髪を触ろうとする。そっとその手を押さえるハベル。一人で追憶ごっこに悦に入っていても、誰も振り向かないのがニューヨークの素晴らしさ!

そのプラザ・ホテル、非常に格式と伝統のある高級ホテルとして知られている。むろん、僕のような庶民が宿泊することはできなかった。格式・・・日本だと京都の御三家とか、修善寺の「あさば」とか、そのような旅館。女将はキリッと和服を着こなし、ソツがない。もてなしつつ、非日常性を演出。グリーグの音楽って、その反対にあるのではないかと。たとえば、草津とか伊香保の庶民的な旅館のような?「今年も泊まりに来ちゃいましたぁ・・・」みたいな?そんな客を心から迎えてくれるような女将?

「トロルドハウゲンの婚礼の日」模範演奏としては、やはりアンスネスの演奏ということになるのだろうか?彼はノルウェー人だし。聴いてみると、たしかに上手い。とてもピアニスティックだ。どこか京都御三家のような格式を感じる。特に「俵屋」という感じかな?

グリーグ、伊香保とか草津とか、熱海とかの大衆的な温かい旅館というイメージ?仲居さんが一緒に泣いてくれるような?愚痴を聞いてくれるような?「お客さんも大変だったんだねぇ・・・」

ここがグリーグの難しさかも?

「トロルドハウゲンの婚礼の日」では、この人の演奏が最も好きだ。

kaz




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