ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

憎悪と浄化 

 

生きていれば負のエネルギーに遭遇してしまうことはある。自分が攻撃されたわけではなくても、攻撃された人が知らない人、遠い異国の人であっても、負のエネルギーというものは強大なので、落ち込んでしまいそうになることもある。そのような時には浄化作用が必要になってくる。憎悪ではなく、愛を感じて浄化する。

カリフォルニア州でプライド・イベントがあった。C.J君は両親と共に初めてこのようなイベントに参加した。母親のローリーさんは「私はジェンダー・クリエイティヴな息子を愛しています」父親のマットさんは「息子はドレスを着て化粧をします。納得してください」というプラカードを掲げ、化粧をしたC.J君と共に写真に写った。両親が理解してくれる、これはC.J君にとって幸せなことではないだろうか?

その一家に有名俳優からツイートがあった。ジェームズ・ウッズ。個人的にはファンではないが、いぶし銀のような俳優という、いいイメージがあっただけに、彼のツイート、これは攻撃、憎悪と言ってもいいとは思うが、非常にショックだった。ジェームズ・ウッズはこのような言葉をこの一家にツイートしている。

「素敵だね!この哀れな子が成長するまで待てば、彼はあんたらが何をしたか気づき、あんたら二人が何を切り取ってガレージの冷凍庫に入れたのかが分かるだろうよ」

イベント初参加のC.J君は周囲の人から「君は最高だ」「いつでも本当の自分でいるんだよ」という言葉をもらい、この日、両親にこう言っている。「人生で一番いい日のひとつだった。連れていってくれてありがとう」と。

おそらくC.J君は「自分は普通ではない」「自分はおかしいのでは?」と悩んで生きてきたはずだ。でも、まず両親が認めてくれた。受け入れてくれた。さらに見ず知らずの他人までが自分のことを認めてくれた。「本当の自分でいるんだよ」と・・・

有名人からの攻撃は相当ショックだったのではないかな?

心ないジェームズ・ウッズの言葉にレスをした有名人が続いた。やはり米国の俳優、ニール・パトリック・ハリスはこうツイートいている。「ウッズさん、あなたは無知で下品ですね。私はこの一家の友達です。あなたは何も分かっていないのです。そして恥を知るべき」同じ有名俳優からリツイートがあったのが、一家にはせめてもの幸いだったかもしれない。ニールのような有名人からのメッセージが続いた。

アンディ・ミルダー(俳優)「あなたはいつ自分の人間性を切断してガレージの冷凍庫に詰め込んだのですか?」
イアン・ブースビー(コメディアン)「昔は同性愛者について同じことが言われていた。そして多くの人が死んだ。同じことを繰り返すな」
ニコラス・ファラッチ(放送作家)「このような憎悪に満ちたコメント、無知が自己嫌悪の炎を燃え上がらせることになるんだ。子どもは受容と自由があってこそ育つのだ」

負のエネルギー、憎悪のエネルギーは愛で浄化する必要がある。

キース・ジャレットは1996~1999年の間、「慢性疲労症候群」を患っていた。周囲からは、さぼっている・・・のようにしか見えない病気だ。本人は辛いのではないだろうか?いかにも病気・・・という外見ではないだろうから、理解を得にくい。

「ピアノの蓋を開ける力もなく楽器を見ることさえできなかった。音楽を聴けばそれだけでエネルギーを吸い取られてしまう。まるでエイリアンに身体を乗っ取られたようで、ずっと椅子に座ってただ芝生を眺めていた」

ある日、キースはピアノの椅子にやっとの思いで座り、なんとかキーを触った。そして何年ぶりかでピアノを弾いた。ずっと自分を看病し、支えてくれた妻のローズ・アンに録音するために。1998年、クリスマス、一つのカセットテープがリボンで結ばれていた。

「ローズ・アン、これを君に・・・やっと弾けたよ。今まで支えてくれた君のおかげだ。ありがとう・・・」

このテープ、当初はリリースされない私的な録音だったが、後に「The Melody At Night,With You」というタイトルでリリースされた。アルバムの表紙は妻のローズ・アンの写真が使用された。彼女はフォトグラファーなのだ。もちろん、このアルバムはローズ・アンに捧げられている。「私に音楽を取り戻してくれたローズ・アンへ・・・」という言葉と共に。

「病気は教師。演奏できるのは奇跡。演奏以外の形で音楽に関わるのは違うと思った。演奏できる奇跡だけでいい」  キース・ジャレット

アルバム「The Melody At Night,Witu You」から「マイ・ワイルド・アイリッシュ・ローズ」という曲。

これで浄化できる。

kaz




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