ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

ギターの人 

 

来年の2月に予定しているリサイタルの曲目、グラナドス、バッハ、ボルトキエヴィチ、ラフマニノフ、クライスラー、パデレフスキ、ショパン・・・の曲になると思う。基本的には好きな曲を並べたということになると思うけれど、並べてみると、選曲中には意識していなかった共通するテーマのようなものがあることに気づいた。

祖国愛というのだろうか、それぞれの作曲家の、その国に生まれたことに対する自尊心、誇りのようなもの、ここが共通しているように思う。バッハに関しては、選曲の理由としては別のところにあると思うが、その他の作曲家については共通していると思う。

祖国の世情不安、紛争、革命、このような理由で祖国を後にした作曲家たち。作品において理想の祖国を描いた、想いを託したような感じがするのだ。作品においての祖国は気高く、美しい。しかし実際の祖国はそうではなく、翻弄されていた。

グラナドスは唯一の例外と言えるかもしれない。彼の祖国、スペインは美しかった。そしてグラナドスはそのことに誇りを感じていたのではないか?

非常にスペイン的だなと思う。国民楽派・・・一般的には、なんとなくスメタナとかドヴォルザーク、グリーグなどを連想する人が多いのかもしれないが、祖国愛に根差していた作曲家としては、個人的にはグラナドスを連想する。スペイン的なるものを作り出している要素への誇り。

グラナドスの作品の多くはギターで演奏されると非常にマッチしていると感じることが多い。原曲が声楽であれピアノであれ。ギターの儚さというのかな、ギターという楽器の、音が減退してしまうという特色がスペインの切なさ、熱さをグラナドスの曲に与えているようにさえ感じる。

「ゴヤのマハ(美女)」この曲は、もともとは声楽曲だと思う。でもギターでもいい、と言うよりも、ギターという楽器のために書かれた曲のように思えてくる。

音が減退していく、これは楽器の短所なのだろうか、それとも最大の武器となるのだろうか・・・

kaz




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category: リサイタル 2018

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