ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

虹色のマクドナルド、偏見のマクドナルド 

 

アメリカ人の知人、その人はサンフランシスコ(正確にはサンノゼ)に住んでいて、その人が教えてくれたのだが、マクドナルドのポテト(フレンチフライ)の紙の入れ物(でいいのか?)がレインボーなのだそうだ。この虹色というのはLGBTの色とされている。マクドナルドという大企業がLGBTの人たちを応援しているということになるのだろう。まぁ、日本では考えられないかもしれないなぁ・・・などと思っていたら、彼が突然「マクドナルドと言えば、日本では信じられないマクドナルドのCMがあったよね」・・・と。

僕は基本的には地上波のテレビ番組は観ないので、その「信じられない」CMのことは知らない。彼は「そうなんだ、知らないんだ」と言いつつ説明してくれた。日本のコメディアンらしき人たち(お笑い芸人ということだと思う)が出演していて、あるゲームをしている。そのゲームで負けた人は罰ゲームをさせられる。一人のお笑い芸人が周囲に押さえ込まれ、男性からキスされるというもの。それが罰ゲームなのだそうだ。「うわあ、気持ち悪い、やめてくれぇ・・・」みたいな感じらしい。

ちょっと調べてみたら、そのCMは本当にあったみたいだ。僕は出演していたお笑い芸人の名前さえ全く知らないし、その映像を実際に観たわけではないので(現在ネットでも削除されていて観ることはできない)、何とも言えないところはあるのだが、キスをする芸人は、実生活でも自分がバイセクシャルであることをカミングアウトしているらしい。される側はヘテロの男性のようだ。

う~ん、何とも言えない気分に・・・

そもそも、なぜこのような設定なのか理解できない。バイの男性、ゲイの男性は、男なら誰とでもキスをしたいという設定そのものが理解できない。知人もそのことに不快感を示していた。ヘテロの男性は、女性ならば誰とでもキスをしたい、あるいはセックスをしたいと思うものでもあるまい、ヘテロの女性は誰でもいいから男とセックスしたい・・・とも思わないだろう。バイだろうがゲイだろうが、同じではないだろうか?ゲイ(あるいはバイ)の男性も男であれば誰とでもキスしたいと思う・・・わけはないと思うが?何故にそのような設定のCMが流れてしまうのだろう?

このようなCMがあったらどうだろう?ある男が羽交い絞めにされている。そこへ50代の女性お笑い芸人が登場し、動けなくなっている男性にキスしようとする。罰ゲームだ。「近寄るな、女は若くなきゃダメだ。お前のようなババアは嫌だ。気持ち悪い、やめてくれ」・・・多くの女性はこのような場面、そして設定に不快感を示すのではないだろうか?違うかな?

やはり・・・と言うか、日本のネット上では「コメディータッチのCMなのだから、騒ぎすぎじゃない?」みたいな反応は意外に多い。そうかなぁ?これは差別になるのではないかと思う。

自分がゲイである、バイである、そう自覚するのは思春期の頃であっても不思議ではない。中学生とか、あるいは小学生でも高学年になれば可能性はあるだろうと思う。その時感じるはずだ。「僕は、私は普通ではないのかも?異常なの?」と。おそらく、両親も教師もメディアも積極的な理解、LGBTに対する理解を示すというのは日本ではまれであると思う。まずは心理的に孤立し、苦しむのではないかと思う。

マクドナルドのCMを友達と観る。友達は「ワハハ・・・」と笑うのかもしれない。でもゲイの子は傷つくのではないかな?さらに「僕はゲイだ。こんなCMで笑わないで欲しい」と言える子は何人いるというのだろう?カミングアウトなんて、日本では気軽にできるものではないだろう。だからゲイの子も笑うのだ。笑ってみせるのだ。周囲、そのような社会に合わせて。LGBTへ無理解な社会に・・・

この頃から自分を偽って演じていく辛さを、思春期の子に味わわせていいものだろうか?実際に多くのカミングアウトをしていない子どもが傷ついているのではないだろうか?実に不幸なことだと思う。たかがCMなのだろう。でも小さな差別、さらにはイジメであるようにも思えてくる。

これは日本と同じアジア、台湾の、それもマクドナルドのCM。同じマクドナルドでも随分と違う。全く違う。

kaz




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