ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

50年後の音楽療法 

 

介護、福祉の世界で働いていると、高齢者と歌を歌ったりする機会は多い。歌のレクとか、音楽療法とか。一応ピアノが弾けるので、音楽療法などの機会にはお手伝いをしたりもする。僕がピアノ(電子ピアノ)を弾けば、セラピストが参加している高齢者の輪の中に入っていけるので。

このような時、移調をすることになる。多くの楽譜、高齢者にはキーが高すぎるのだ。歌うのはソプラノ歌手ではないのだから。僕自身が知っている曲であれば、その場で移調できる。コードネームを書きなおしたり、階名をふったりしなくてもいい。でも知らない曲、なんとなく聴いたことがあるという曲の場合、事前準備が必要となってくる。僕の場合、民謡系が苦手。○○節とか○○音頭といった曲。唱歌や抒情歌、昔の歌謡曲の場合は、なんちゃって移調(?)、なんちゃって伴奏付けでいける。

ここで思うことがある。高齢者施設の歌レクのボランティアをすると、結構ソルフェージュ能力が養われるのではないだろうかと。移調や伴奏付けのいい実践になるのでは?その種のテキストを購入し独学するよりもいいのでは?

もう一つは、何故僕は抒情歌や昔の歌謡曲を知っているのだろうということ。リアルタイムでその歌、その歌手を聴いた記憶は全くないのに、何故か歌える。歌詞は暗記していなくても、模造紙などに歌詞を書き出してくれれば歌える。大津美子の「ここに幸あり」とか、ペギー葉山の「南国土佐を後にして」とか、何故に歌えるのか、非常に不思議。

僕の場合、昭和40年、50年代あたりの歌謡曲ならば、歌詞が分かれば歌えてしまうような気がする。演歌を聴くタイプでもないが、「津軽海峡冬景色」は歌える。

世代を超えた歌というもの、どの世代の人にも知られた曲、なんとなく昭和50年代あたりでストップしてしまっているのではないかとも思う。この頃までは歌謡番組も多かったし、日本レコード大賞とか紅白なども重みがあったような気がする。

僕たちの年代が高齢者となって、歌のレクや音楽療法に参加すると仮定して、その時にはどのような歌を歌うことになるのだろう?嵐の曲とかは歌えないと思う。安室奈美恵の曲も無理だろうと思う。ファンの人は歌えるかもしれないが。結構、今の高齢者が歌っている曲とそう変わりない曲を歌うことになるのでは?栄光の(?)70、80年代歌謡曲がその中に入ってくるのかもしれないが。「ジョニーへの伝言」とか「神田川」とか「迷い道」とか・・・

では、今の若者が高齢者になった時、どのような歌を歌うのだろう?世代を超えた歌、その歌手のファンではなくても知っているような、幅広い認知のある曲、あるのだろうか?他人事ながら心配してしまう。何を歌うのだろう?

このようなことを書くと、自分は年寄り、偏狭だと証明しているのかもしれないが、今流行り、オリコンのチャートの上位にある曲、「覚えられないのよ~」「メロディーとして入ってこないのよ~」という感じだ。

今の若者が高齢者になる頃、結構今の高齢者に馴染みのある唱歌とか抒情歌を同じように歌っているのかもしれない。それもある意味、残念なことのように思う。

ああ、懐かしい。1973年、日本レコード大賞の新人賞の動画。僕はここにいる歌手の曲、全部歌える。

50年後、2017年新人賞の曲は人々の記憶に残っているだろうか?

kaz




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