ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

小さな恋のメロディ 

 

3歳から6歳ぐらいまでの頃、叔父の家に預けられることが多かった。叔父の歌を聴いたりレコードを聴いていた。おぼろげな記憶だが、部屋いっぱいにレコードがあったと思う。叔父の遺品としてのレコードは段ボール箱に数箱。入退院を繰り返すようになり、かなりの数のレコードは処分したのだと思う。段ボール箱の中のレコードは、叔父が、どうしても処分できなかったレコードなのだろう。やはり歌謡曲、それもムード歌謡のレコードが多く、意外と演歌は少ない。洋楽のレコードも多い。僕もそれらの洋楽は聴いた記憶がある。ティノ・ロッシとかビリー・エクスタインのような昔の歌手のレコードが多い。

ビージーズの「小さな恋のメロディ」のドーナツ盤、このレコードは、なんだか叔父らしくはない選択のようにも思える。当時のヒット曲だったはずだ。映画も大ヒットしたらしい。1971年公開の映画だ。僕は小学生になるか、ならない頃で、リアルにこの映画を観てはいない。おそらく、1950年代生まれの世代には胸キュンの映画であり、曲なのではないかと想像する。

1971年頃、叔父の病気が発見された頃だ。「もう叔父さんの所へは、あまり行けないの。叔父さんは病気と闘っているから、あまり邪魔しちゃいけないのよ」親にそう言われた記憶は鮮明だ。なにか、子ども心にも叔父に重大な事が起こっているような、そんな気はした。

その頃に叔父が買ったレコードで、しかも当時のヒット曲のレコードだ。叔父はこの曲や映画が好きだったのだろうか?そうだったのだろう。流しとして「小さな恋のメロディ」をリクエストされると叔父が考えていたとは思えないから。仕事用ではなく、純粋に聴くために買ったのだろうと思う。

叔父が癌と闘いはじめた頃、1970年代の前半、日本の歌謡曲も洋楽も、美しい旋律が、まだまだ健在だったのだなぁ・・・などと思う。叔父は1973年に亡くなっている。

彼が今のJポップ、今の洋楽を聴いたら、どのような感想を持つだろう・・・そんなことを考えたりする。

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category: 昭和歌謡「公園の手品師」の日記

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