ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

DNA 

 

「ポーランド野郎」「ユダ公」とても原文(英語)では表現することが躊躇われる言葉。アメリカに移民として暮らし始めたHがよく言われた言葉なのだそうだ。悔しかったのではないかな・・・そう問うと、「そりゃあ傷つくさ。ポーランド人ってアメリカでもそういう扱いなんだと思ったね」でもHは悔しさとか憎しみという感情を排除する努力を自ら課していたようだ。

彼の父親はナチスの強制収容所の生き残りだ。両親も親戚全員も収容所で餓死したり惨殺されたりしたのだそうだ。でも彼の父親は解放後「ドイツ人を憎むのだけはやめよう」と誓ったのだそうだ。彼はHに「そう、憎しみは人々を分断させてしまうから・・・」と静かに言ったのだという。「頑固で偏屈な親父だったけど、その言葉はとても印象に残っている。だからアメリカで色々あっても憎しみという感情と闘ってきたんだ」

「僕はポーランド人としての誇りというものよりも、もっと大事にしたいものがあるんだ。皆が兄弟みたいに仲良くなれればいいと思う。そう思えるのは祖国への誇りよりも尊いと僕は思うんだ。これって幼い発想かな?」

僕は生粋の○○人だ。その誇りは当然の感情だろうと思う。自分の国、自分の国の文化や歴史を愛する、当然の感情だ。紛争や侵略等があった場合、その相手国を良くは思えないというのも当然の感情だと思う。Hや彼の父親にとってのドイツ・・・とか。
人は両親から、それぞれ50パーセントDNAを授かる。両親は、そのまた両親から50パーセント授かっている。そのまた両親も。もしDNA検査で自分が生粋の、純血の○○人ではないと判明したら?快く思えないような国だと思っていた国の血が入っていると分かったら?

「僕は生粋のイギリス人さ。ドイツは苦手だね」その人にドイツの血が入っていたら?「僕はキューバ人さ」その人に東欧の血が入っていたら?

もしかしたら皆が兄弟なのかもしれない。

「皆が兄弟みたいに仲良くなれればいい。それは祖国への誇りよりも尊いと思うんだ」
「憎しみは人々を分断させてしまうから・・・」

kaz




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