オーケストラの少女
「オーケストラの少女」という映画、クリティカルに観てしまえば、他愛ない映画ということになるのかもしれない。人生を見つめなおすとか、感動巨編とか、そんな映画ではない。楽団をクビになり失業した父親、そしてそのような仲間たちの「失業楽団」を有名にするために奮闘する少女の物語だ。ただそれだけの物語。「な~んだ」みたいな?でもそこがいいというか?
「ストコフスキーさんのような有名な指揮者に振ってもらえばいいのよ!」と少女は考えるわけだ。父親たちは「無理無理、絶対無理・・・」でも少女は諦めなかった。そんな話。
この映画が日本で公開されたのは昭和13年ということだ。日本でも大ヒットしたのだそうだ。「今年の出来事」のような総集編ニュースに載るほどのヒットだったらしい。映画館に行列ができたそうだし、この映画を観て音楽家を目指した日本の草分け的音楽家も数多い。芥川也寸志とか。黒柳徹子が生まれて初めて観た映画も「オーケストラの少女」だったらしい。
西洋音楽への憧れ、渇望のような、そのようなものもあったのかな・・・と思う。
ディアナ・ダービンとストコフスキーのこの場面、鮮烈な印象として残っている。
昭和13年、日本の人々の渇望・・・どれほどのものだったのだろう?胸が熱くなってくる。
kaz

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「ストコフスキーさんのような有名な指揮者に振ってもらえばいいのよ!」と少女は考えるわけだ。父親たちは「無理無理、絶対無理・・・」でも少女は諦めなかった。そんな話。
この映画が日本で公開されたのは昭和13年ということだ。日本でも大ヒットしたのだそうだ。「今年の出来事」のような総集編ニュースに載るほどのヒットだったらしい。映画館に行列ができたそうだし、この映画を観て音楽家を目指した日本の草分け的音楽家も数多い。芥川也寸志とか。黒柳徹子が生まれて初めて観た映画も「オーケストラの少女」だったらしい。
西洋音楽への憧れ、渇望のような、そのようなものもあったのかな・・・と思う。
ディアナ・ダービンとストコフスキーのこの場面、鮮烈な印象として残っている。
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