ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

生まれた時から I love you・・・ 

 

HSPの人は感受性豊かなのね、割合は20パーセントなのね。そうではない80パーセントの人は感受性に欠けているのね。そうなのね。もしこの説に科学的根拠があったにしても、このような機械的な振り分けは残念なような気がする。そもそも意味不明というか、摩訶不思議なことって沢山あるし、明確にしないからこそ夢があるという考えがあってもいいだろうと思う。

「音楽は言葉では表現できない深い感情までも明確に表現してくれる」というバーンスタインの言葉、科学の発達により、もしかしたら将来、感情というものは言葉で表現、説明できてしまうかもしれない。でもそれもなぁ・・・などと思う。

何故ある種の音楽を聴いて感情が揺れ動くのだろう?何故ある種の人はペットに愛着を感じるのだろう?このようなことが科学的に解明されるとする。感情が動く、つまり感動するという動きには○○という物質が関係している。この物質をサプリ化することに成功。一日2粒で、あなたも感動人間へ。演奏会の前には4粒が効果的・・・とか?そんな世の中は歓迎しないな。

先の動画で、演奏を素通りしてしまった人たち、感受性不足と考える、あるいはHSPではない80パーセントにあたる人たちだからと考えるよりは、あることを省略してしまった、面倒に思ってしまった人たちと捉えた方がスッキリする。あること、それは「伝える」ということ。言葉で伝えなくても、「あら、いいじゃない?」と感じた感情を立ち止まって聴くという行為で伝える・・・みたいな?それを面倒なのか、省略してしまったと・・・

このことを死生学、サナトロジーという観点で考えてみる。この学問は西洋、主に米国を中心に広まった比較的新しい学問だ。死は恐ろしいもの、タブー視するもの・・・ではなく、死があるからこそ生が存在している、生きたようにしか死ねない・・・みたいな?

生の目的はズバリ「無償の愛」を知り、それを伝え、包まれること。無償の愛を知るためには、人生には多くのレッスンが与えられる。課題だね。様々な困難はレッスンなのだ。そして愛を知っていく。愛を知ると、魂はすべての困苦から解放され光に包まれ飛翔していく。

う~ん、どこか宗教の勧誘みたいな表現になってしまうが、そういうことだ。人は時に無償の愛に鈍感になるし、伝えることを省略さえしてしまうことがある。日々の忙しさ・・・それもあるだろう。伝えるのは恥ずかしいという思いもあるだろう。

LINEとかフェイスブックとか大流行りだ。人は何か、誰かとつながっていたいのだ。でも表面的過ぎるような気がする。「こんなにいい店があるんですぅ・・・」とか「イタリアンのディナーで~す」とか、そんなことよりも伝えるべきことはあるのだ。

愛している、つまりあなたのことを気にかけて、思っていますという感情。恋人ではなくても、肉親ではなくても、愛は感じるはずだ。それを伝える。そのことが自分をも幸せにする。愛を発すると、その人は愛に包まれるから。

無償の愛の概念、これは簡単だ。親が子を思う感情がその一つになる。1980年代、エイズというものが接触で、あるいは空気感染すると考えられていた頃、親がエイズの子どもを勘当してしまう、縁を切ってしまうということがあった。子どもは発症し、もう最期だなと感じた時、勇気を振り絞って親に会いにくる。車いすに乗って。変わり果てた姿の息子を親は抱きしめるのだ。これが無償の愛。愛を伝えるということ。愛していると伝えるということ。

アメリカでテロがあった9・11の日、崩壊したビルにいた人、墜落した飛行機に乗っていた人、「ああ、自分は死んでしまうんだ」と悟った時、多くの人が携帯電話のメッセージやメールで同じ言葉を愛する人に伝えたり、残したりしている。それは「I love you・・・」という言葉。人間は近しい人に「愛している」と伝えたくなるのだ。

音楽を聴いて心が揺さぶられる、この摩訶不思議な感情、それは愛というものの片鱗を感じたという感覚に近い。なので伝えたくなるのだ。そのような衝動を自分で抑えられなくなる。なのでピアノの前に座るのだ。共有したいという熱望、それは自分が感じた光にともに包まれたいという感情とも非常に近い。

面倒に思ってはいけない。恥ずかしがってもいけない。そんなことはプロがすべきこととか。音楽から何かを感じるってプロだけに許されたことかな?

人は生まれた時から無償の愛に包まれながら成長していく。自覚できない頃から。音楽はその愛を自覚させてくれる。だから感情が動くのだ。

人は生まれた時から「I love you・・・」という感情に包まれている。共有したくなった時、そこには音楽があった。

kaz




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