ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

ジャンル分け 

 

クラシック音楽しか聴かないなぁ・・・などと思う。でもバーブラのCDはデビュー盤からすべて所有しているので、クラシックしか聴かないということはないのかもしれない。でも他のジャンルの音楽に詳しいとはとても言えない。同じピアノでも、ジャズとか、あまり聴かないし。ルカはアマチュアのギタリストなので、当たり前のことだが、ギターの演奏をよく聴く。彼の場合、クラシックのギタリストだけではなく、その他のジャンルのギタリストにも非常に詳しい。彼は自身ではクラシックしか演奏しないが、聴くのは幅広いジャンルの曲を聴くらしい。

そのルカにかなり以前、チェット・アトキンスというギタリストのことを教えてもらった。クラシックの人ではない。「ああ、君は彼のこと知らないかもしれないね」ルカはそう言い、「聴いてみるといい。素晴らしいから」

でも僕は長い間、そのチェット・アトキンスというギタリストのことは放置していた。「素晴らしいから」と言われても。その理由としてはルカのこの言葉があった。「ジャンルとしてはカントリー&ウェスタンになるかなぁ?」

カントリーミュージック?真っ先に僕の頭に浮かんだのは「カントリーロード」という歌のこと。嫌いな曲ではないが、どうも「まっ、他のカントリーの曲も聴いてみなきゃ」というほどの執着はなかったというか・・・

カントリー&ウェスタンねぇ・・・という先入観が僕にあったのは事実だ。執着心や興味がないから、じきにチェット・アトキンスのことは忘れてしまった。

ルカはチェット・アトキンスのことを忘れてはいなかった。「以前話したチェットの演奏にも感じるんだけど・・・」みたいなルカの言葉に僕は反応できなかった。だって聴いていないんだもん。

「ああ、まだ聴いていないんだ。君にはジャンルへの偏見はないと思っていたんだけど?」

偏見・・・とまではいかないような気もする。先入観という言葉は近いような気がする。でも「カントリー&ウェスタンねぇ、う~ん・・・」みたいなところはあった。これはもしかして偏見?

それでも聴かないという選択もできたと思うけれど、聴いてみた。想像以上に素晴らしい。やはり「いかにもカントリー&ウェスタン」という曲以外のチェット・アトキンスの演奏に惹かれたのは事実だ。でも意識的に聴いてみようと思わなければ、僕の人生には決して入ってこなかったギタリストであり、演奏ではあった。

音楽のジャンル分けは必要なことなのかもしれない。まずCDショップ、それはネットでの購入でもそうだが、まずはジャンルを知らないと購入さえできないのでは?「ハイフェッツって凄いらしい」とクラシックに詳しくない人が情報を得たとする。「ハイフェッツって誰?」のような場合、そんなに凄いのなら聴いてみたい・・・などという場合、クラシックのヴァイオリニストという情報は不可欠なのではないだろうか?民族音楽とかシャンソンのコーナーを探してもハイフェッツのCDは見つからないだろうから。

でも逆に、ジャンル分けによって、僕のような強固な偏見(?)を持つ人は、いくらカントリー&ウェスタンやジャズに自分の感性に合う曲や演奏があっても「あっ、ジャズ?よく分らないし」とか「カントリー&ウェスタン?う~ん、ちょっと・・・」みたいな方向になってしまうこともないだろうか?「アンデスの音楽?興味ないかも・・・」と、そのコーナーを素通りしてしまう。宝があるかもしれないのに。クラシックを敬遠する人は、クラシックのコーナーは素通りしてしまうだろう。やはり宝は潜んでいるかもしれないのに。

「ハイフェッツ?クラシックのヴァイオリニストだよ」みたいなジャンル分けは必要だろう。でも頭の中や感性までジャンル分けする必要もないのだと思う。でもこれが難しい・・・

感動したカントリー&ウェスタンのチェット・アトキンス。

kaz




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