ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

大ピアニストからの贈り物 

 

最近ボルトキエヴィチのピアノ曲は注目されているのではないだろうか?彼のピアノ曲が注目されるということは、ロマンティックなものが必要とされ、人々が求めはじめているということであるのかもしれない。

ボルトキエヴィチは時代の寵児という作曲家ではなかったような気がする。彼が生きたのは時代を先取りするような、前衛的な、実験的な作品が目立っていた時代だったのでは?そのような時代において、彼の作品は「時代遅れ」のような扱いさえされてしまったこともあったのでは?

ラフマニノフの作品も、かつてはそのような扱いだったのかもしれない。でも時の洗礼を生き残ったのは、前衛的な作品ではなく、ラフマニノフの作品だった。ボルトキエヴィチの作品は、どこかラフマニノフを彷彿とさせるような?事実、ラフマニノフの二番煎じなどと言われていたこともあるようだ。

世間の流行、動向に合わせ、自分を変えることをしなかった。そして時代から取り残されるというか、どこか忘れ去られた存在にさえなっていった。

そのような時代、あえてボルトキエヴィチの作品、録音までしたピアニストがいる。モリッツ・ローゼンタール。ミクリとリストの弟子だったピアニストだ。ただ一人のショパン、リスト直系のピアニストということになる。そのピアニストが自分の作品を録音してくれたのだ。ボルトキエヴィチは嬉しかったのではないかな?なんとなくそう感じる。

ボルトキエヴィチは自分の作品をローゼンタールに献呈したりしている。おそらく、二人の間には共通した何かがあったのかもしれない。

当時の偉大な大ピアニストが、リストやショパンの作品と共に、同じような扱いで自分の曲を演奏している・・・

今から50年後、巷のピアノサークルではショパンの作品と同じようにボルトキエヴィチの作品が演奏される時代になっているのではないか、そのような想像をしたりする。カプースチンの作品が今よりも演奏されなくなったとしても、ボルトキエヴィチの作品は「定番」にさえなっているかもしれない。

kaz




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category: リサイタル 2018

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