ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

時間 

 

中学進学というのがピアノ継続の大きな壁なのだろう。進学塾に通う子供は小学生のうちから多いのだろう。「生徒がピアノ教室から塾に流れる」みたいな感じなのだろうか?でも考えてみれば、成人になるまで、ずっとピアノ教室に通い続けるということは難しい。ピアノが好きとか嫌いとかは関係なく。人は進学に限らず、色々と経験しなければならない。就職、起業、結婚、出産、転勤、突然の病気、介護・・・等々。ずっと同じ教室に水曜日の18時に・・・ということはないだろう。いつかはピアノは、教室は辞めるのだ。

でも、できるだけ辞めるのを引き伸ばしたいというか、「せめて中学時代もピアノに触れていてくれれば・・・」みたいな願いは当然ピアノ教師側は持つだろう。このあたりはセミナーの中心テーマでもあるのではないだろうか?生徒が辞めないレッスン、教室、興味を持たせるレッスン・・・等々。工夫やノウハウもあるのだろう。多忙な中での練習方法、負担のない教材、モチベーションの維持とか。そのような様々な工夫は、ある意味「手段」なのではないかと思われる。「目的」を具現化させるための手段。この手段については、本当にいろいろと語られていたり、セミナーなどで伝えられたリしているという印象を持つ。でも肝心の目的はどうなのだろう?むろん、ピアノを習う目的というか動機は人それぞれ・・・と言われればそれまでだが、ある共通した想い・・・のようなものはあったりするような気もしている。

塾や部活で忙しくなる・・・そうなのかもしれないが、ピアノを弾き続けている大人はどうなのだろう?フルタイムで仕事をしていたり、育児や介護をしている中でピアノを弾いている大人は多いような気がする。いかに練習時間を確保するか、モチベーションを維持するかというのは、大人にとっても大きなテーマであるように思うし、むしろ忙しいのは大人・・・なのでは?

残業などで忙しい会社員に興味を持たせるレッスン・・・などというセミナーは、あまり聞かない。大人にはピアノを習っている、一般的な就学中の子どもと何が異なるのか?意思がある・・・のでは?「ピアノを弾きたい」という強い意志。暇なのでピアノでも・・・という理由でピアノを弾いている大人って少ないような?意思・・・弾きたいという意思、その根底には音楽への想いがあるのかもしれない。その想いはそれぞれだろうけれど。

保護者はどのような理由で子どもにピアノを習わせるのだろう?「習いたいと子どもが言ったから」「情操教育」「脳にいいから」などということもあるだろう。でも「ラフマニノフの3番を大ホールで演奏させたいから」という保護者はいないだろうと思う。

将来、この子の人生の一コマで、何かしらがあった時、そのような時、ピアノを弾いて音楽に触れることができたら、そのことによってこの子の心が慰められるのなら・・・

仕事におけるキャリアアップとか収入ということだけではなく、もし音楽で人生における、大切なものを感じ取れたら・・・

・・・そのようなことなのではないだろうか?これって大人がピアノを再開する時に心に秘めて感じているものだったりして。

将来ピアノを職業として・・・と願うから子どもにピアノを習わせる保護者は少ないように思う。「塾に行くから」「忙しくなるから」「受験なので」あるいは「ピアノに興味をあまり持てなくなってしまったので」という理由でも、ピアノを辞めるという時、さらにはピアノを習っている時から、それは将来の一コマの、ある「時間」につながっているのかもしれない。

このような「時間」が尊いから、今、ピアノを習っているのでは?習わせているのでは?

kaz




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