ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

ダンス・ダンス・ダンス 1985 ① 

 

もう30年以上昔のことになるんだね。つい最近の出来事のように記憶は鮮明だ。1985年、東京でフィギュアスケートの世界選手権が開催された。僕も会場で観戦したが、おそらく今の競技会の雰囲気とは異なっていたのではないかと思う。まず、メダル争いに日本人選手が全く絡んでいなかったこと、会場には空席が目立ち、フィギュア人気が今のようではなかったこと、アイスダンスが人気種目であったこと等々・・・

ダンス人気の要因としては、トーヴィル&ディーンのカップルの存在があったと思う。あの「ボレロ」の翌年の世界選手権ということになる。僕も含めて、むろん彼らの演技を生で観たかったという人は多かったであろうが、時代を築いた彼らが引退し、その功績を引き継ぐような演技を直に感じることのできた大会であったとも言える。

金メダルの獲得したのはソビエトのベステミアノワ&ブキンのカップル。この人たちはトーヴィル&ディーンが金メダルを独占していた時代、ずっと銀メダルを独占していたカップルだ。1985年、新しい金メダリストは当然この人たちという前評判はあった。

今のようにネットの動画配信などというものはなかったので、彼らの「カルメン」を、この日初めて観たという日本の観衆は多かったように思う。

「ダンスって、こんなに凄いんだ!!!」のような興奮が会場を包んでいたように思う。

1985年、たしかに今の競技会のような盛り上がり(?)には欠けていたのかもしれない。黄色い声援もなかったし、選手たちをアイドルのように追いかける人もいなかった。まぁ、日本人選手の活躍が今のようではなかったというこもあるだろうが、特定の選手を応援するというよりは、この時の東京の観衆は、フィギュアスケートという競技そのものを堪能していた・・・という雰囲気に満ち溢れていたように思う。「この人たち凄いね、でも前に滑った人たちの演技も好きだな」「スケートっていいね・・・知らなかった」みたいな?この年のダンスメダリストたち、各カップルの個性が際立っていたように思う。順位としては一位から三位まで、妥当だったと思う。でも観衆の受け取り方としては、一位よりも三位が劣っているという感じ方ではなく、「それぞれ良かったね、僕はこのカップルがいいと思ったけど、あちらも良かったね」「私はあのカップルの演技が好きだったわ、でもあなたがいいと思ったカップルの演技も素敵だったわ」のような、公平というか、演技そのものを堪能していたように思う。順位とか成績ではなく、演技を・・・

この30年以上昔の会場の雰囲気、現在のスケートブームの雰囲気よりも劣っていたということはないように思う。

金メダル、ソビエトのベステミアノワ&ブキンの演技。それにしてもタラソワコーチ、若い!

kaz




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