ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

声楽的アプローチ 

 

先日のコンサートを聴きに来てくれた人の感想で多かったのが「ピアノではなく歌みたい」「歌手みたい」というもの。音楽的表現のためには声楽を聴くといいと言われる。自分でも歌ってみたりとか?僕の場合、確実にピアノを聴くよりは声楽を聴いている方が楽しいので、つい歌ばかり聴いてしまう。子どもの頃から歌は好きだった。自分では歌えないんだけどね。

でも、ピアノ表現のためにという意識で歌を聴いたということはない。ただ好きだから・・・だ。意識的に歌とピアノをつなげて考えたりしたことはないけれど、数多くの偉大な歌手の歌唱を聴いてきて、あるパターンのようなものがあるのは気づいていた。

ドミソドソミド・・・オクターブ上がって下がる音型の場合、上昇するドミソドは、ややクレシェンド気味になる。下りのドソミドは収まる感じで、デクレシェンド気味になるだろうか?自然な感じで。最後の「ド」をガツンと叩かないように注意したりするはずだ。四度とか五度の音程、ソド・・・と上昇する音程、ここにはエネルギーが生まれる。そこをどう表現するか、ただソとドを押すのね・・・ではなく・・・

基本的に、ピアノを演奏する場合、ここらあたりは誰でも押さえているはずだ。では偉大な歌手の場合、これプラス何があるのだろう?

モーツァルトのピアノソナタ K545、ドーミソシードレド ラーソドソファソファミファミ

「ラ」の音は強いのか?その前のドから六度も音程が離れているのだから、強いのだろうか?このような箇所をどう表現するかで差が出てくるような?ラーソドの高い「ド」は強いのか?このフレーズの中で最高潮の音量なのだろうか?盛り上がるのだろうか?

このあたりを歌手はどうやっているのか?偉大な歌手にはパターンのようなものがある。すぐには「ピアノに使えるわ」とはならないのかもしれないが、声楽的パターンをつかむとピアノ表現にも何かが出てくるような気はする。

でも、ピアノのために・・・ではなく、歌を聴いて欲しい気もする。

kaz




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