ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

雪崩は至福の時 

 

コンサートが終わって、聴きに来てくれた、沢山の方からメールを頂いた。ご自身のブログなどにもコンサートについて書いてくれた人もいて、とても感謝しているし、とても嬉しい。

海外の友人、むろん聴きにはこられなかったわけだが、メールを貰ったりしている。「次はどんなコンサートにするの?」と、もう次のことを訊いてくる。今は何も弾く曲がなく、空っぽの状態なので、そういう気分ではないと書くと、「それじゃあダメじゃん」と。

また、やりたいな・・・とは思っている。でも曲がどうとか、いつ・・・とか、どこ・・・とか、そのようなことはまだ考えられない感じだ。それでも曲を考えるのは楽しい。具体的な次のコンサートの選曲・・・という感じではなく、いろいろと弾いたりしている。この時間がまた楽しいのだ。楽譜の山が崩れたりして、その雪崩状態がまた楽しい。いつ・・・とか、決定すると、この種の至福は味わえないのかもしれない。

「もうすぐコンサートだよね」とイタリアから手作りのマグカップが届いた。ルカからだ。もうすぐではなく、コンサートは、もう終了しているが、とても嬉しい。彼はデザイナーなので絵が上手だ。ベルゴンツィの似顔絵が描かれたカップ。「サムライ・ベルゴンツィ」と僕のことを名付けたのは彼なので、なぜにベルゴンツィなのかは分かる。カップはもう一つあった。なかなか男前な人物が描かれていて、ジャコモ・ラウリ=ヴォルピとあった。

「ラウリ=ヴォルピ?知らないなぁ・・・」

「サムライ・ベルゴンツィ、次に目指すはラウリ=ヴォルピだね」・・・とルカの手紙にはある。

「知らない・・・」などとルカに言うと、何を言われるか分からないので(?)、彼には極秘で調べてみた。相当昔の歌手のようだ。1892年生まれ。ベルゴンツィつながりではなく、この人はフランコ・コレッリを導いた人らしい。コレッリのアクート、この人から伝授されたものなのか?

幸い、ユーチューブにも彼の歌唱は沢山あり、日本語の記事もある。やはり有名な人だったのか?

聴いた印象としては、非常にリリカルであるということ。抒情的なんだよね。フレーズ処理なんか、陶酔感を感じさせる。

プッチーニの「トゥーランドット」、このオペラのカラフ役は、このラウリ=ヴォルピを想定して作曲されたらしい。カラフ、有名な「誰も寝てはならぬ」を歌う人。張り付けたベッリーニの歌唱を聴くと、カラフには軽い声なのかなとも感じるが、40歳を過ぎたあたりからの声は、艶やかなカラフを想像できそうな声になっているようにも思う。

ラウリ=ヴォルピを聴いたり、雪崩状態の楽譜の山から、いろいろ弾いたり・・・今が最も楽しい至福の時なのかもしれない。

kaz




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