ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

閲覧注意 

 

閲覧注意なんてタイトルだと、かえって注目されてしまうのかもしれないが・・・

グラナドスの「ゴイェスカス」が情念渦巻く絵画絵巻を音にしたと感じるならば、モンポウの曲は写真のようだと感じる。被写体を狙い、その一瞬を音として表した・・・

感情の移ろい、起伏の流れ、そのようなものが「ゴイェスカス」ならば、モンポウは内なるもの、その一瞬が出た瞬間みたいな・・・

モンポウのピアノ曲に興味があったわけではない。なんとなく曖昧、印象派風、癒し風というか、そのような曲だと思っていた。曲としては限られるのだが、いくつかのモンポウの曲、特に「歌と踊り」からの数曲が僕の心に立ち止まってしまったのだ。

スペイン内戦、自分なりに調べるうちに、ロバート・キャパの写真に出会った。スペインの写真だけではない。彼は戦場のフォト・ジャーナリストのように思う。なので世界各国の写真が存在する。でも一瞬の内なる姿をカメラに収めたというところが、モンポウを連想させたのだ。

ロバート・キャパ、本名はフリードマン・エンドレ・エルネー。ハンガリー人でユダヤ人であった。戦場の写真が有名だが、彼は、いわゆる有名人の写真も残している。恋人であったイングリット・バーグマン、ピカソ、ヘミングウェイなど平常時の写真も多い。戦場の写真というよりは、戦場においても「人間」が被写体ではあったという気がする。

モンポウの音楽、それは一瞬を捉えたものなのだ。なので曲調としては起伏が少なく、同じムードで音楽が進んでいく。このあたりが癒し風、サティ風などと言われる所以なのかもしれない。でも個人的にはモンポウの音楽は全くサティ風ではないと感じる。

かなり控えめな人だったようだ。作曲さえしなかった期間も長い。この期間、スペイン内戦もその理由に絡んでくると思う。心臓を抉られるような瞬間、痛みの瞬間、その一点をそのまま音にする。そこだけを音にする。カメラの被写体のように・・・

ロバート・キャパは自ら地雷を踏んで亡くなっている。最後までフォト・ジャーナリストであったのだ。

「スペイン内乱を通じて、私は戦争写真家になった。その後、私は、はったり気味の戦争写真を撮り、ついに本当の大激戦の数々の写真を撮ることになった。そして、このような戦争のすべてが終わったとき、失業した戦争写真家となって、非常に幸いだと思った。私は人生の終わりの日まで、戦争写真家としては失業のままでいたいと願った」   ロバート・キャパ

戦時の写真が多い、なので穏やかに人々が草原でダンスをしている長閑な写真などは皆無だ。閲覧注意ではある。

kaz




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