ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

電子ピアノは、ただの電化製品なのか? 

 

「えっ、電子ピアノで練習しているんですか?」たまに言われる。個人的には電子ピアノでも練習は可能だと思っている。それも「ただ弾いてみました」ではなく、それ以上のことを追及することも可能だと思っている。電子ピアノの機種、ランクにもよるだろう。卓上キーボードでは辛いだろうなと思うし、その楽器で弾き続けるのは厳しいとは思う。でも「電子ピアノだとダメ」ということもないと思う。

日頃グランドピアノで練習している人の方が、電子ピアノで練習している人よりも、常に音楽的に演奏する・・・なんていうことはないだろう。アコースティックのピアノ対電子ピアノ・・・みたいに、あまりに語られてしまうと、ある本質みたいなものが見えてこなくなる可能性もある。ここが怖いと思う。少し狭く、固く考えすぎというか。

たしかに電子ピアノとホールのグランドピアノでは異なるところは多いだろう。でもグランドピアノ同士の個体差というものも、実はかなりあるのではないだろうか?スタインウェイのグランドピアノが自宅にある、それは最高だろうが、でも8畳間に防音・・・みたいな環境では、本番のピアノとの差は、やはりあるだろう。ピアノの個体差もだし、空間も異なる。

自宅にホールを作ってしまえばいいのだろう。天井まで7メートルあります・・・のような?そこにグランドピアノを設置し、人前演奏はすべて自宅で行えばいいのだ。そうすれば楽器の個体差、環境の違い・・・のようなものは解消されるだろう。でもそんな人、まずはいないよね。

「やはりグランドピアノでないと・・・」「電子ピアノでは限界がありますよ」「電子ピアノだとダメなんですか?」そう言い合っているよりも、もっと柔軟に、違うことにも目を向けてみてもいいのではないか?

「練習の時と同じように本番でも弾けるようにするため、何回も練習する」この「同じように」という考え、いつでも、本番でも崩壊しないようにという考え。そうではなく、本番では想定外のことが確実に起こるのだと想定し、「いつでも同じ」ではなく「同じではなくなった時にどうするか」的な臨機応変さ、柔らかさを日頃の練習で行う方が、電子ピアノ論議をするよりもいいのではないか?

「できないから」ではなく「できること」を考えるというか?固くならないようにというか?柔軟にというか?

音出し厳禁というマンションは多い。夜にしかピアノを弾けないという人も多い。僕のように早朝に弾く事が多いという人もいるだろう。出勤前、5時から・・・とか。「電子ピアノだと~だから」ではなく、できることを考えてみてもいいのではないか?柔軟に・・・

日頃グランドピアノで練習している人は、例えばこの動画の人よりも、常に音楽的に弾けるのだろうか?

電子ピアノって、ある意味「裁かれる」ことが多くて、気の毒に感じる。

kaz




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コメント

 

いつもブログを見ています。

自分も電子ピアノで練習しています。
でも、1ヶ月に何回かは練習スタジオでアップライトやグランドで弾いています。生ピアノだとなんというか、弾いていてパワーをもらえるというか、弾いていてとても気持ちがいいです。その気持ちがいいと感じる音を電子ピアノでも出せたらいいなと思います。
ピアノは重くて移動が困難であるため、どんなにチューニングが狂っていても、ペラペラな感触の電子ピアノでも、そこにあるそのピアノを使わなければならない場合や局面もあると思います。そのときのためにもいろいろなピアノで練習しています。

#- | URL | 2017/01/14 16:50 | edit

色々な楽器を弾いてみるのはいいですよね。練習会などの人前演奏の場など、あえて指慣らしをしないで、いきなり弾いてみるというのも、いい練習になると思います。いきなり弾いてみる・・・

kaz #- | URL | 2017/01/14 20:01 | edit

最近の電子ピアノ

この方が弾いているのは、電子ピアノですか?
最近の電子ピアノは響きが付いているから、とてもいい音がしますよね。
”どんな状態にも対応できる練習” 納得です。
”臨機応変さ”を得るための練習、あまり考えたことありませんでしたね。
最近、アコースティックと電子ピアノについて思うことがあったので、タイムリーな話題でした。

Miki #- | URL | 2017/02/05 21:38 | edit

Mikiさま

コメントありがとうございます。電子ピアノ、高級機種は素晴らしい音がします。僕自身はピアノメーカーのものよりも、ローランドの機種が好きです。

自宅にグランドピアノを所有していようが、たまにスタジオで弾こうが、やはり「練習の時と同じように」とか「いつも同じに弾ける」を目指すことの反対、つまり「違っても本番で対処できる」ことも必要なことと思います。

kaz #- | URL | 2017/02/06 10:01 | edit

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