ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

弾けないなんて絶対に言うな! 

 

昨年暮れに攻撃メールを貰った。「目茶目茶じゃないですか、よくそれで人前で弾けますね」僕はそのメールを中傷メールと判断した。そのことをブログでも書いた。僕の、主に演奏に対して援護してくれる方のブログにも攻撃メールがあった。同一人物だろうか?そんなことはどうでもいいが、僕自身は違う人のような気はしている。

「せっかく感想を述べてくれたのに中傷呼ばわりされた人がかわいそう・・・」

その方のブログにコメントされた内容は、かなり大胆、かつ個性的解釈と感じた。

この件に関して、10名の方の反応があった。「それは明らかに中傷でしょう」「合わない意見なら立ち去ればいいのに」等々。コメントとしてブログ上に文字として残してくれた方が1名、鍵コメ、メールフォーム経由の方が9名。10名の方のうち、7名が国外在住の方だった。これには何かしらの意味があるような気がしている。いかにも日本的な現象である・・・みたいな?

北米のデンバー、ポートランド、フィラデルフィア、ヨーロッパからフランスのグルノーブル、ドイツのドルトムント、ミュンヘン、ベルギーのアントワープという各都市に在住の、おそらく日本人の方からの励ましメール。ピアノにも何かしらの関係のある方たちなのだろう。僕のブログを読んでいるぐらいなのだから。

多くの方の意見、共通していた。僕もそう思う・・・みたいなところがある。攻撃メールを送るような人にとって、異なる存在、そのような存在を受け入れてしまうと、自分をプロテクトしてきた概念が崩れ去ってしまう。なので自分の概念を異常なまでに正当化しようとする。さらにそれを文字として確認し、相手に突き付けてしまうのだ。攻撃してしまう。そうすることで、自分を守る。自分は正しいのだ・・・と。

僕自身も北米に5年滞在していたので、なんとなく「ああ・・・これぞ日本・・・」みたいなものには敏感になる感覚は分る。北米には「他人さまからこう思われる」とか「自分が正しいということを誇示したい」なんていうことよりも、もっと深刻な問題があるのだと思うが、外から日本というものを感じてしまった・・・みたいな、独特な感情というものには敏感になったりするのだ。

自分が受け取った凹み攻撃メール、そのことを書いたことで、人のブログに飛び火してしまった。このことを考えたりはする。再発防止のようなこと?

でも自分のリサイタルへの想いとか、曲やピアノへの想いのようなものは、これからも正直に書いていくと思う。「もしかしたら生意気とか素人の分際で・・・のようなメールやコメントがあるかもしれないな」とチラッと感じても、自分が感じていることは書いてしまうだろうと思う。感じていないことは書かない。「たまたまリサイタルなんてやることになってしまったけれど、自分は当然そんなレベルではなく、人様に聴いて頂くなんてあり得ないピアノなんだけど・・・」みたいなことは書かないと思う。

生涯の夢としては、むろんピアノを弾き続けることなんだけど、僕の演奏によって「えっ?クラシックのピアノってこんなに心に訴えてくるものなの?クラシックってお堅い感じがして敬遠気味だったけど、違うのね」みたいなことを感じてくれる人を増やしたい。これが夢だね。「何様?」「そんなプロでもないのに生意気」とか思われてもいい。いや、よくはないね。攻撃凹みメールはやはり凹むから。文字とか文章のインパクトは大きいから。でも心にもないことは書かない。

今まで個人的知り合いの西洋人の反応を書いてきた。「なんでそんなことを言うんだ?自分はまだまだとか、そんなことを言うんじゃない」的な反応。最も僕を強く叱責した人が、このパウロだったかな。「なにもそこまで強く言わなくても・・・」みたいな?

「一緒に歌おう、ピアノ弾いてくれないか?」相手はプロの(売れてないけど)歌手、僕はその頃はピアノさえ再開していない頃。でもなんちゃってピアノで伴奏すればいいんだ。ウジウジと自分が積極的になれない理由を彼の前で言わなければよかったのだ。

「弾けるとか、自分は素人だとか、そんなことを言って欲しくない、なんでそんなことを言う???」

その頃、たしかパウロはメトのアンダー歌手をしていたのだと思う。いわゆる代役候補として当日歌劇場で待機する役目の人。むろん無償のボランティアではなかっただろうが、本キャストが無事であれば、自分は歌えないのだ。待機だけしてそのまま自宅に帰る。どんなに入念に準備していてもね。彼にとっては「そんなぁ・・・上手く弾けないしぃ・・・プロじゃないしぃ・・・」みたいに演奏する機会を捨てることは理解できなかったに違いない。なので僕を叱責したのだ。

「空腹感は全く辛くなかった。でも自分に表現できる場がないこと、これが辛かった。毎日祈ったよ。僕にも表現させて下さい・・・と」  パウロ・ショット

kaz




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