ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

男子なのに踊っている! 

 

フィギュアスケートの競技会、もし男子シングルで、このようなルールのある競技会が行われたらどうなるだろうと・・・

「フリーでのジャンプの規制について。ジャンプは2Aが3回まで、3回転ジャンプは一種類、一回まで。4回転ジャンプや3Aは禁止」

現在、本物の(?)競技会での上位常連の選手たち、この競技会でも上位になるだろうか?つまりジャンプ以外のエレメンツで評価される割合が大きくなる競技会で、同じような順位になるだろうか?個人的には、なるだろう・・・などと想像する。

4回転の種類を競うような今の時代、もし現代の選手の演技に見慣れているファンが、30年前、40年前の名選手の演技を観たら、どう感じるだろう?「なんだ、4回転なんて跳んでないじゃない」と思うだけだろうか?そのあたりは分らない。そのように感じる人も、もしかしたらいるのかもしれない。

100年前の往年の巨匠ピアニストの、遠くから聴こえてくるような古い録音をウットリと聴きいる・・・なんて特殊な趣味なのだろうか?同じように40年前のスケート選手の演技をウットリと見入ってしまうというのも特殊な趣味なのだろうか?

長光歌子というコーチがいる。たしか、高橋大輔選手のコーチだった人と記憶している。もちろん、長光コーチも、元は選手だった。彼女のインタビュー記事を読んでいて、とても興味深かったことがある。現役を引退し、初めて観戦した国際大会が、札幌のオリンピックだったというのだ。つまり、現役時代には国際大会を観たことがない?時代というものを考えると、そんなものなのだろうか?

札幌オリンピック、まず思い浮かぶのが女子シングルのジャネット・リン。むろん、長光コーチもジャネット・リンや、女子シングルの上位選手の演技には魅了されたのだろうが、それよりも彼女を魅了したのが男子シングルの選手。ジョン・カリーやトーラー・クランストンなどといった選手の演技や練習を初めて観て、彼女はこう思ったのだそうだ。

「えっ?男子なのに踊っている!!!」

長光コーチがそれまで観てきた日本の男子シングルの選手、彼女の言葉を引用すると「手のひらを下に向け、氷と平行に滑るのが男子の理想的なスケート」とされていたのだそうだ。国内大会しか観たことがないのであるのならば、なおさらトーラー・クランストンやジョン・カリーの演技、スケーティングは驚き、一種のカルチャーショックでさえあったのではないだろうか?

彼らのスケートを初めて観て、驚き、そしてこう思ったのだそうだ。「踊りは何も女子だけのものではない。体力は男子選手の方がある。もし、男子選手が踊ったら?私はそのような男子選手を育てたい。コーチになりたい!」

トーラー・クランストンの演技。

「男子なのに踊っている!」

kaz




にほんブログ村


ピアノ ブログランキングへ

スポンサーサイト

category: The Skaters

tb: --   cm: 0

△top

コメント

 

△top

コメントの投稿

 

Secret

△top